映画館にて鑑賞。
あの場面のためにそこまでの全てがあると言っても過言ではないくらい、とにかくラストシーンが良かったです……。
かつては自分の城であり家であった場所に切符を買って入場する溥儀の姿が、形容し難い哀しさ、虚しさと郷愁をないまぜにして胸を詰まらせます。
歴史としても私人としても、ひとつの時代の終焉を感じる、まさに、紫禁城の黄昏。
中国を舞台にしているのに英語が使われているので最初はかなり違和感がありますが、画が良いのでなんとかなっているのがすごい。
本当にどのシーンも画が良かったです。
かなりフィクションが入っているとはいえ、人の業の深さを思わずにはいられませんね。
そして、歴史は繰り返す。