のあ

赤い砂漠ののあのレビュー・感想・評価

赤い砂漠(1964年製作の映画)
3.9
自宅にて鑑賞。

夫がいても子どもがいても友人がいても、どこか拭えない孤独感。
情緒不安定な女を描きながら、他者との関係において多かれ少なかれ誰しもが持っているであろうある種の絶望を上手いこと写し出しているなと。

息の詰まりそうな工業地帯の閉塞感と、モニカヴィッティの魅力がディストピア的美しさを形作っていて、映像だけでもずっと観ていられます。
のあ

のあ