Schiele1918

ウルフ・オブ・ウォールストリートのSchiele1918のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

なんでここまでして主演男優賞を取れないのか!と憤ってしまうくらいのレオ大先生の大怪演。
世の中にはドラッグでアガって死ぬほど調子に乗って無敵になって行くとこまで行く才能のあるやつがいるってことを実感させてしまう説得力がある。
スコセッシ作品に度々起きる「より上位で広範な力によって屈服される(だいたいFBI)」というやつも、キラーズ〜に通じる冷徹であることの虚しく高揚のない機構的な力の代理行使者としての顔を見せてくれて多面的多義的な味。

度々メタフィクションな語りが挟まった末にやってくるセミナーシーンの凡庸なわたしたち。
意地悪でゼロからゼロに巻き上がり去っていく風のような映画。
Schiele1918

Schiele1918