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アメリカン・ハッスルのおぼっとのレビュー・感想・評価

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)
3.8
ものすごい期待して観ました。
クリスチャンベイル、エイミーアダムス、ブラッドリークーパー、ジェニファーローレンス、ジェレミーレナー、このキャスト聞くだけでお腹いっぱいなんですけど…
観終わってうーん…となってしまいました。
面白いんですよ?面白いんです。
でも終わって、何だろう。
何か、スッキリしなかったのは何故だろう?と。

主演のクリスチャンベイルは、流石のデニーロアプローチ。
ザ・ファイターではガリガリ、ダークナイトシリーズではムキムキ、今作はハゲデブ笑
エイミーアダムスも色気ムンムン新境地。好演です。
ジェニファーローレンスも気違いなベイルの妻役を、しっかり演じてます。この役は本当にクソだし、計画を事あるごとに崩しまくりですが、本当良いスパイスです。
ジェレミーレナー演じる市長、最高です。
真っ直ぐに市民の幸せを貫く善人。

そしてブラッドリークーパー演じるFBIのリッキー…
これが全くハマってないんです。
そういう役の設定がいらない。
実話を元に作った映画なので、脚色はあって当然ですが、このリッキーだけは盛りすぎ。バカだし、下品極まりない。
他のキャストには品があるんですよ。いくらコメディテイストに仕立てても。
ここが納得できなかったんだ…って思いました。
最初は、アーヴィンとシドニーを詐欺で捕まえて、詐欺師4人を売ったら無罪放免のはずが、話が進む内市長のカーマインがカジノ開発に絡む汚職→上院下院議会の汚職→カジノに絡む大物マフィア逮捕と、目の前の手柄に自分が見えてない。しかも、シドニーの詐欺愛でメロメロという。

良いシーンもたくさんありました。
特にデニーロが出て交渉のシーンは、たまらんですね。
あの場面、デニーロに殺されるんじゃないかって思う笑

最後の大どんでん返しも素晴らしいです!
結局アーヴィンの手のひらで転がされてるという。

これはもう一回観ないと分からないです(-_-;)
ただ、ブラッドリークーパーの役だけは残念でした。
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