OASIS

ジグザグキッドの不思議な旅のOASISのレビュー・感想・評価

3.6
幼い頃に母を無くした少年がその真相を求めて旅をするという話。

監督が「ネコのミヌース」のフィンセント・バルという事を全く知らずに観たのだけど、終わった後に思い返すと銀行からチョコレート工場に脱出する際の構図はそれっぽかったなと。

主人公の少年は、凄腕の刑事である父親から犯罪捜査の英才教育を受けて育った為ずば抜けて観察能力が高い。
しかも、その想像力で思い描いた光景を明確なビジョンとして現実世界に映し出す事が出来るのだ。

正直その設定には良く分からない所もあって、少年が想像している横で大人達も驚きながらそれを見ていたりするので「その出来事あなた達は知ってるんじゃないの?」と思った。
その反応も含めて少年の想像の中とと言われればそうなんだけども。

チョコレート工場のエピソードはなんだったんだ?と思いつつも、母の死の真相にや父と祖父、祖母の温かさに不思議な絆の繋がりを感じる映画でした。
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