はる

her/世界でひとつの彼女のはるのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.0
美しくて、恐ろしいラブストーリーでした。
『マルコビッチの穴』の監督さんということもあり、脚本の面白さに夢中になりました。心動かされるセリフもあった。

初めはあら手の美人局かと思いました。そのうち美しい愛にうっとりさせられつつも、後半はAIなのに勝手な行動を始めて、恐怖も感じました。
どうやって終わらせるのか気になって仕方がなかった。

「リアルなのかプログラムなのか?」と悩む辺りでは『ブレードランナー』を見た時の感覚を思い出して切なくなりましたが、最終的には、AIには人間の指示に従う道具であって欲しいという感想に至りました。



でも、愛って何だろう???ってすごくすごく考えさせられました。
(代筆した手紙の著作権もちょっと気になった。あれ、出版しちゃっていいの?)

スカーレット・ヨハンソンは声も素敵ですね。あのセクシーな唇から発せられていると思うと、彼女の出演作(姿が見えるやつ)がむしょうに見たくなりました。
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