おはる

バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所のおはるのレビュー・感想・評価

2.0
「死ね!クソ映画!」
遠くイタリアの地にやってきたイギリス人音響技師ギルデロイ。嫌な感じのイタリア人スタッフに囲まれて大嫌いなホラー映画の音響製作に携わることになった彼が徐々に狂気に呑まれていって…というお話。

なんて魅力的な邦題とジャケ!!!!
とホラーの棚にあった本作をあらすじも読まずに速攻レンタルしてきたのだけれど、中身はホラーというか寧ろサスペンス寄りの難解なアート作品。そんなわけで自分の足りない脳みそと感性では到底理解が及ばず途中ウトウトしながらの鑑賞に至った次第。

とはいえ音響製作の舞台裏が見れたのはちょっと楽しかった。スイカを棒で滅多打ちにする音、カボチャを床に叩きつけて潰れた時の音、キャベツをナイフで滅多刺しにする音なんかが昔のホラー映画のあんなこんなのシーンに使われていたのかもと思うと製作の過程で無惨にぶち殺されていった野菜たちの魂も浮かばれるのではないでしょうかなんてことを思いました。
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