みりお

ノートルダムの鐘 IIのみりおのレビュー・感想・評価

ノートルダムの鐘 II(2001年製作の映画)
3.6
「普通の奇跡を僕に」
いつか誰かと出会う。
いつか恋に落ちる。
愛に育まれて幼い子供がすくすく育つ。
そんな当たり前のようなことが、すべて「奇跡」だとしたら、世界は「普通の奇跡」で溢れてる✨

カジモドはいつもこんな風に考えていたから、こんなにも優しい青年に育ったんだね☺️💓
やっぱりこのシリーズのメッセージは素敵✨

そしてそんなカジモドが、醜い自分にだけは訪れないと決め付けていた「恋」に迷い、成長するお話✨
どんな人のことも受け入れて、良いところを見抜いたカジモドだけれど、人一倍恐れていた「愛する人の裏切り」に直面したとき、彼はどうするのか💦
「やはり美しい人が僕なんか愛するわけない。利用されただけなんだ」と人生で初めて人を拒絶しようとした彼は気付きます。
「こんな美しい人が」という偏見は、自分がいつも受けてきた「こんな醜いやつが」という偏見と同じなのだと…
相手の見た目ではなく心で本質を見ようとしたとき、本当にわかり合うことができる✨
純朴なメッセージではあるけれど、改めてそんな"当たり前の大事なこと"を教えてくれる作品でした💓

1作目はすごい好きだけど、愛で人を救ったカジモドが、自分だけ愛する人を見つけられない様子にどうしてももどかしさを感じてたから、彼がようやく運命の人に出会えたのが嬉しかった☺️💖

ただディズニー続編あるある…歌だけはどうしてもパワーダウン💦
歌詞も音楽も迫力も、やはり1作目にはかなわないなぁ😂💦


【ストーリー】

フロローとの壮絶な戦いから7年後。
パリは「ジュール・ダムール」という春の祭りを控え賑わっていた。
街の人とも打ち解けたカジモドは祭りの準備を手伝っていたが、自分にはフィーバスとエスメラルダのような愛する人がいないと嘆く。
そんな中、パリにサルーシュ率いるサーカス団が興行に訪れ、サーカスの看板娘マデリンにカジモドは一目惚れしてしまう。
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