このレビューはネタバレを含みます
今はなきステラ座にて鑑賞。
地球の住環境が悪化した地球。
砂嵐が酷く、雨も降らないために食糧も採れなくなってきていて、もう絶滅が目に見えてきている世界。
妻を亡くし、息子と娘と父親と暮らしている主人公のクーパーは、娘のマーフの部屋の本棚から落ちた本が、座標を表すサインだと気づいて、解体されたはずのNASAの秘密基地を見つける。
そこで人類を救うための研究を続けているブラウン博士に、エンジニアだった経歴を買われて、博士の娘のアメリアらと一緒に宇宙で移住できる星を探すミッションに出る。
五次元とか、かなり難解なSFなんだけど、それよりも最終的には家族愛に焦点が当たっていて、主人公が本棚の幽霊として、娘が世界を救うように導いていたっていう真相で、終盤はめちゃくちゃ感動してしまった。
理論的な部分は難しかったけど、ラストにかけての伏線回収は見事だった。
ノーラン作品らしく、オールスターキャストと言ってもいいようなメンバーで、見返すとティモシー・シャラメなんかも出てるって発見もあったり。