SFとヒューマンドラマが高次元で融合していて、SFものは苦手なのに2時間49分があっという間だった。
落ち着いたトーンの映像がSFもので感じる“ちゃち”さやファミリーものの“いかにも”感を払拭していたし、リアリティを生んでいる。
相対性理論とか物理学とか科学とかがもう少しわかるともっと楽しめるのかもしれない。本当の面白さをわかっていないように思えて残念だな。
たとえAIだらけの未来になったとしても、宇宙に住むようになったとしても、人は人としての心を失わず、それが生きる力となるということを見せてくれた映画だった。少しだけ未来に希望が持てた気がする。
けっきょく最後はモールス信号なのですねぇ。人間臭さが残る未来であって欲しいものです。