50年前に無理やり引き離された息子は養子縁組みという形で実は人身売買されていたという、アイルランドの修道院であった実話がベースになった作品。
…こんなシリアスな内容を、主役のフィロミナの人柄が優しく、時には笑いも交えて緩和してくれています。彼女はとっても感じが良くて、三流(？！)恋愛小説が大好きで、常にバッグにアメちゃんを忍ばせる！どこにでもいる天然ボケのおばちゃん(笑)。でも劇中、そんな彼女が見せる母親としての強さや大きさたるやすごい！！それは天然キャラとのギャップを感じるのではなく、母親(この世のお母さん全員)とは、きっとこういうものなのかも？と深く改めて感じさせてくれた気がします。そして、想い合える相手がいつもそばにいる普通の幸せに感謝すべきなんだと。そうリアルに感情移入できて(笑)色んな思いをたくさん感じられる～心に響いた作品でした。これはフィロミナの親近感のあるキャラと、これを完璧に演じたジュディ・デンチの素晴らしさ。これを忘れてはいけません。
何より映画を見終えたあと、、
自分の母親がとっても愛おしく想えました。
もっとちゃんと大切にしよう。
母親との時間。
