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あなたを抱きしめる日までのbebemamaのレビュー・感想・評価

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)
3.7
フィロミナは車の中でお菓子を勧めたり、お守り飾ったり、ロマンス小説のあらすじ喋ったり普通のおばさん。
フィロミナとマイケルの会話がいい。口論になったりしても、なんだかほのぼのしてる。(おばさんとの2人旅で、はじめは嫌がっていたのに)

信じた宗教は、一生支配されるのか。修道院のフィロミナとその子供に対する態度は余りにも酷い。マイケルの怒りは当然だと思う。でも、彼女はあの人を赦す。それはやはり、宗教故なのか。でも、その気持ちを思うと…

私が育てていたらと、度々、フィロミナが言う。誇らしさと哀しみがないまぜになった、複雑な気持ちが胸を打った。

すごい、重いテーマだけど、大げさな感動ものでなく、淡々とした中に、時々クスッとさせられる。
フィロミナの存在で、鑑賞後は暗くなかった。

やはり、ジュディ・デンチとスティーヴ・クーガンの2人が見事。
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