ずっと観ようと思っててようやく観る気になったのは、ウェス・アンダーソンの新作を観に行きたいと思ったから。
【あらすじ】
グランド・ブダペスト・ホテルのコンシェルジュ、グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)はお客の要望に的確に応え、彼を目的に宿泊するお客もあるほどの伝説の存在だった。そんな彼を慕うお客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が亡くなったと知ったグスタヴは彼女の城へ向かう。
コメディと呼ぶにはレベルが高く、ユーモアを交えた芸術作品と呼びたい。色合いが凄く素敵でぼんやり流してても、部屋全体がオシャレになるような、絵画的な美しさがある。
そして何より配役の贅沢さに驚いてストーリー入って来ないくらいだった。
誰が出てるのか見ないで観始めたから、いきなりジュード・ロウが出てきて、え?ってなって、ヘンケルス警部補のエドワード・ノートン、
今を輝くシアーシャ・ローナンが菓子職人のアガサ、
マダムの息子ドミトリーにエイドリアン・ブロディ、
ドミトリーに雇われた探偵のジョプリングにウィレム・デフォー、
弁護士コヴァックスにジェフ・ゴールドブラム、
召使いにレア・セドゥ、
他ビル・マーレイにハーヴェイ・カイテル、オーウェン・ウィルソンまで!
贅沢…
ストーリーはそんな複雑なものじゃなく、主題にもならないような展開なんだけど、そんな奇抜な展開はむしろ不要で、その世界観と登場人物のキャラクターを楽しむ作品。
逆に人が死ぬような内容とは知らず、ちょっとびっくりした。自分の勝手なイメージでほっこりする感動作だと思ってたから、え?全然違う笑、ってなった。
「犬ヶ島」もう終わりそう。来週くらい行けるかなぁ…