ピュンピュン丸

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

3.9
アライグマのCGキャラ、ロケット・ラクーンに慣れるまでに時間がかかったけど、慣れちゃうと、

ロケット最高っー!!

なので、2回めのほうがオモシロ、おかしく、楽しく見れました。

ロケットは宇宙船「ラックン・ルイン」の船長であり、遺伝子改造されて人間並みの知能のまま、アライグマの姿にされたらしい。その容姿に対するコンプレックスが相当なもので、一見、物凄く性格悪い。

この映画の見どころは、そんな色んな過去を背負って、一癖も二癖も捻じ曲がったキャラクターたちが、ボロクソに罵り合いながらも本音で議論し、戦い、それ自体を楽しみ、ガンガン突き進んでいく爽快感にある。愛や友情はその副産物だ。

こそこそしてないで、もっと、本気でぶつかり合おうぜ!

って、言われているような気がする。

まあ、とにかく四人の掛け合いが最高に面白い。感情をぶつけたり、かといえば、さりげなく絶妙にフォローしていたり、そんな緩急取り混ぜた感情のぶつかり合いが見事だと思う。日常が異文化コミュニケーションのアメリカならではのまさにアメリカらしいダイナミックな映画だ。

主人公側のキャラの作り込みは素敵なんだが、敵側がなんかちゃち。その辺がスター・ウォーズより少し劣るところかな。

ゾーイ・サルダナは青い特殊メイクがキツすぎて、あまり美しく見えない。そこが少し残念。

クリス・プラットは、ますますハリソン・フォードに見えてきた。これなんて、まるでハン・ソロだし。