Wacky55

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬のWacky55のレビュー・感想・評価

3.5
007シリーズのパロディ映画、ジョニーイングリッシュシリーズの第2作。
ジョニーイングリッシュ役はもちろん、Mrビーンでお馴染みのローワン アトキンソン。そのイングリッシュの相棒役として抜擢されたのが、後のアカデミー助演男優賞を受賞することになるダニエルカルーヤ。さらに、本家007にも出演経験があるロザムンド パイクもMI7の行動心理学者ケイト役で出演している。

感想:
007テイスト満載、そしてローワンアトキンソン節炸裂
ドジでポンコツなイングリッシュ、いい意味でムカつきましたね。それほどアトキンソンの演技が凄かったんだなと思います。
またロザムンド パイクに関しては、本家の方ではダイアナザーデイで美しき悪役を演じていましたが、今作では美しきイングリッシュの味方役でしたので、まあ良かったですね。

面白かった場面では、首相も交えた会議中での椅子のシーン、電動車椅子でのカーチェイスシーン、そしてロールエンドでケイトの家で”山の魔王の宮殿”に乗せながら料理をするシーンなど、独特でクセの強い場面が目白押しでしたが、個人的に一番好きだった場面は、香港でのチェイス場面。敵が華麗にそして大袈裟に逃げ回る一方で、敵の熱気あるアクションを冷めさせるかのように、ゆっくりと歩き、物を使用して追いつく。 “ 敵がボケ、イングリッシュがツッコミ” まさにコントもしくは漫才を見ているかのように普通に楽しんで見ていました。
こういうスパイ映画もありでございますね。
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