1人の少年目線でエルサルバドルの内戦を描いた映画。
学校にも好きな女の子がいたり、家に帰れば団欒がある、貧乏ながら母と兄弟とけなげに暮らす11歳のチャバ。
内戦が激化するにつれその生活空間にも銃弾が飛んでくるんだなあ。
それだけでも見ていてつらいのに。
戦争で意味もわからず殺されることに不条理さを感じていた少年、そこに自分も意味がわからず加担しなければいけない、この心情を想像しただけで心が痛い。
ものすごく葛藤するシーンの表情がもう…この子役ほんとうまいなあ。
当時の社会情勢とか知っているとよりいいかもしれないけど、基本少年目線の内戦を描いているし、誰にでもわかりやすいようになってるので興味をもたれたらぜひ観てみるといいかもしれない。
いろんな賞も受賞してる映画だとは観た後に知った。