イチロヲ

くいこみ海女 乱れ貝のイチロヲのレビュー・感想・評価

くいこみ海女 乱れ貝(1982年製作の映画)
3.0
若い海女たち(渡辺良子など)に慕われている若旦那(鶴岡修)が、東京で知り合ったホステスの女(風間舞子)を村の中に引き入れてしまう。小さな漁村のセックス模様を描いている、日活ロマンポルノ。海女シリーズ第8弾。

「やることがアレしかない村」を舞台にした、いつものメニュー。風間舞子という異端分子の登場により、村民たちがソワソワ、ドキドキ。女同士がアソコの締まり具合で対決する場面が最高潮。

若旦那のセックス・マシーンとしてのキャラ作りが不完全に感じられる点と、風間舞子と村の女たちの確執が盛り上がりに欠ける点が心惜しい。都会者と田舎者のカルチャーギャップを有効活用して欲しかった。

とはいえ、女優陣の健康美は総じて良好。皆が一緒に海女の仕事をしているのに、肌の焼け具合がバラバラなところが気になるが、翻ってみると鑑賞者の多様なフェティシズムに対応している、汎用性の高い作品とも捉えることができる。
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