せがみ

鑑定士と顔のない依頼人のせがみのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

感想が難しい!観賞前に想像してたのと全然違う作品だった。

①なかなか姿を現さない謎の依頼人、ミステリー要素のワクワク感
②孫ほど離れた年下の依頼人への恋心が芽生えるラブストーリー
③急転直下の展開にまさかの結末

3回毛色が変わる作品。①のワクワク感が好きだったので、②辺りの展開で「なんだかな~」って思ってたけど、まさか③に繋がるとは。ヴァージルのコレクションが全て無くなったとき、わたしもあんぐり口開けたまま塞がらなかった…みんなグルかよ…

ヴァージルも悪いことは少なからずしているし、非が無い訳ではない。けどあんな騙され方したら人間不信になっちゃうよね。病院のシーンの時系列が分からなかったけど、精神的に病み入院→回復し退院→プラハの「ナイト&デイ」近くへ引っ越す、という流れだといいなと希望を持ちつつ。

「何があってもあなたを愛してる」的なクレアの台詞、偽物だらけのクレアの中の真実の言葉なんだと信じるヴァージルが「ナイト&デイ」で待ち続けるのがせめてものハッピーエンドか。
…ハッピーエンドなのか?視聴者からすると救いが無いように見えるが。

地上波放送で観たので、ヴァージルがサラと話すシーンや、サラとロバートの口論などカットされているようで残念。ちゃんと観直したいと思いつつ、割と精神的にしんどい作品なのでまた忘れた頃に。笑
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