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セリーナ 炎の女のkojikojiのレビュー・感想・評価

セリーナ 炎の女(2014年製作の映画)
3.8
2023.12.17視聴 ジェニファー・ローレンス(2014年 14作)(24歳)

この映画もジェニファー作品の中では記憶に残る1本になる。
ストーリー展開が面白い。物語そのもののスケール感もあり、しかもサスペンス仕立て。
ジェニファーがどこか「風と共に去りぬ」のスカーレットを彷彿させるような激しい女性セリーナを熱演する。(だが、スカーレットほど前向きではない)。
いかんせん舞台の中心が山の中だから大作とまではいかないが。

悲しい物語だ。だから後味は悪い。
女性にとって(もちろん男性にとっても)やはり子供の存在が、如何に大きいか、改めて感じさせられる映画だった。

舞台は1930年代ノースカロライナ州。
製材所を営むジョージ(ブラッドリー・クーパー)と孤独な美女セリーナ(ジェニファー・ローレンス)は運命的な出会いを経て結ばれる。
ジョージの共同経営者として手腕を振るうセリーナはやがてジョージの子を身ごもるが、臨月が迫ったところで流産し、子供を産めない体になってしまう。 

この子供を産めない体になったことを知った時のジェニファーの演技は、セリーナが乗り移ったのかと思わせるぐらいすごい。

ところがジョージにはかつての恋人に産ませた息子ジェイコブがいたのだった。
この存在が、セリーナに強くのしかかってくる。

共演はブラッドリー・クーパー。申し分ない。彼はなかなか味のある俳優さんと思う。こんな役にはうってつけ。彼の演技の上手さも光る作品だ。

この作品、鑑賞はしたけど、レビューはアップしないでいた。
しかし時間が経つにつれ、だんだん気になってきて、作品が「上げてくれ!上げてくれ!」と耳元で囁くのをやめないし、今回、やむなくアップすることにした。🤭
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