大学受験に失敗し、次の進路としてなんとなく林業の研修生になった青年と、彼が体験した林業についての映画。
やる気があるわけでも真面目な訳でもない彼がゆるっとしかし着実に、林業の担い手として成長する姿は見飽きないし、仕事ってこういうもんだ、っていうのをエンタメとして楽しく伝えてくれてると思う。
その存在と演技でバンバン伝わってくる伊藤英明さんの「山の男」の説得力すごい。田舎を変に理想化せず、未婚の女性や余所者にとって、田舎ってきつい場所でもあることを描いているところも良い。なんかしみじみ良い映画みたな、って感じの手応えがあった。