しゅう

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのしゅうのレビュー・感想・評価

3.3
字幕2D版を鑑賞。

前作「アベンジャーズ」が面白かったし、その後の「マイティ・ソー ダークワールド」「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」が良かった為、今作にも期待をして観に行ったが、意外にも酷い出来。

先ず、今回の敵であるウルトロンのキャラクターの出来の悪さ。

人工知能が人間の想像を超える進化の果てに人類に叛旗を翻すという展開なのに、そこから起こす行動が余りにも頭が悪過ぎる。

そもそも電脳世界のプログラムで実体を持たない事が脅威なのに、無理矢理本体を作ろうとする理由が解らない。

前作の敵であるロキも間抜けな悪役だったが、彼はそこがチャーミングで映画の面白さに繋がっていた。

較べてウルトロンはそういう魅力も無くて、単なるアベンジャーズにとって都合のいいヤラレ役でしかないので、闘いが全く盛り上がらない。

アクションも「マッドマックス」の生身を活かした肉弾戦を観た後だと、CG多用作品特有の軽さが気になって乗り切れず。

「アイアンマン3」から続く脚本の練り込み不足がモロに出た感じ。
しゅう

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