ぺここ

ロボコップのぺここのレビュー・感想・評価

ロボコップ(2014年製作の映画)
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ロボコップのリメイク。
さすがに洗練されてる。
ギャングを挙げるシーンとかスマート。
キナマンも文句なくカッコいい。
脇役も豪華!
なので観て損はないと思う。
でも、「今どきの普通の映画」。

観た後記憶に残らない。引っ掛かりがない。
ロボコップをリメイクした意味あるの?
あの、良くも悪しくもインパクト大のロボコップを。
当時は特撮の目新しさだけでなくその暴力描写に度肝を抜かれ、日本でも多くのパロディが作られるほどの社会現象だった。

それはもう目を覆いたくなるくらいグロく、汚なく人が死ぬわ死ぬわ。
下品なくらい露悪的だったと記憶してます。
でも絶対に暴力をかっこよくは観せないんですよ。
暴力は理不尽なものだし、悪人も善人も身も蓋もなく死ぬわな。世の中とはそんなもの、と当時は子供で衝撃だったけど、それはそうだと納得したなあ。
今思えばヴァーホーベン節炸裂してました。

だからラストにマーフィーが人間性と尊厳を取り戻すのが感動的だったんですよね。

あと、今作は家族愛が強調されてるけど普通で、むしろ旧作より退化している印象でした。
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