睡蓮

捨てがたき人々の睡蓮のレビュー・感想・評価

捨てがたき人々(2012年製作の映画)
4.8
巷の評価はいまいちのようだけど、個人的にはものすごいよかった!!!!!!
これは原作がいいのかな…
平凡でも幸せな人生をこれまで送ってきた人にはきっと理解し難い作品かもしれない。
おそらく大部分の女性が嫌悪感を感じる作品。

狸穴はクズ中のクズとも言える男。
なのに痛いほど心情がわかってしまって苦しかった。
愛されなくて、だから死ぬほど愛されたくて、やっと愛してくれる人がいたと思ったけど、結局愛してくれなくて。
受け入れてもらえない。こんなんで生きてる意味って何なの…って。

子どもが言う、何で産んだの?生まれてきたくなかった…って言った気持ちがわかる。何で生むんだよ、親のエゴ。

大森南朋はいつも同じ演技だなーと思ってたけど撤回。
よくこんな難しい役をやりきったと思う。
睡蓮

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