MasashiMikame

グォさんの仮装大賞のMasashiMikameのレビュー・感想・評価

グォさんの仮装大賞(2013年製作の映画)
3.5
タイトルはグォさん、でも大活躍はチョウさん。

チョウさんたちが入居している老人ホームに行き場を失ったグォさんがやって来る。どうやら息子(義理の息子)に連れ合いを亡くしたと同時に出て行ってくれと言われたらしい。カラダはどんどん言うことをきかなくなるし、終の住処がココなのかと落胆するグォさん。そこに「いっちょ仮装大賞に出ないか?」とのチョウさんのお誘い。ホームの仲間もヤル気満々だが、ホームを預かる院長先生は猛反対。なんたって、じいさんたち、ヤル気はわかるが何かと危なっかしい...危なっかしすぎ...

日本だけでなく、世界的にもご長寿さんが多い国では、それはそれで喜ばしいことだが、その反面難しい問題も増えてくるんだな?とね。今は元気でも日に日に老いて行くのは確実だもんね。そこにプラスして、この映画では家族との確執が描かれていて、それも乗り越え、解決して行くっちゅう問題もあるんでさ?

人生ってなんぞや?

みたいな巨大なテーマがずっしりとのしかかってくる。グォさんもチョウさんも、他の仲間も少なからずに目の前にある近々の問題がジワジワ忍び寄って来て、そんな中の笑顔、そんな中の楽しみをこの仮装大賞にギュッと押し込んでいる。

それを踏まえて...

じいさんたち仮装で麻雀牌になるっちゅうシュールさね。ちょっと感慨深いまであるよね?俺ね?何回か声に出したもんね。

なんで麻雀牌なんだと!
それいつ思いついたんだよと!
おい!リャンピンもっと右だろと!

中国の白には枠があるんだな?ってどうでも良いことに感心しながらね。

と、そんなことばかり気にしてると良い話を見失いそうになるので注意。
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