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嗤う分身のnewのネタバレレビュー・内容・結末

嗤う分身(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

要領が悪く、冴えない影の薄い存在であるサイモンは、同じ会社に務める女性ハナに恋をする。
そんなある日、サイモンにそっくりな男ジェームズが入社する。
彼はサイモンとは正反対の性格で要領が良く周囲に認められる存在であった…。

「自分自身とは?、自分の価値とは?」を問うストーリー。
常に暗く妖しい雰囲気を醸し出す作風は、近未来の様な、昔の様な、、。
そんな不思議な雰囲気を感じる。
そして、ディストピア的な場所で起こるストーリーも摩訶不思議で面白い。

分身を扱った作品は、多く存在するため、なんとなくオチは読めてしまう。
しかし、この作品のおもしろさはそこではなく、自己投影した自分とどの様に向き合いどの様に思うのか……そんなサイモンの感情を楽しむ成長物語なのだと思う。
そして、この難しい演じ分けがある役どころを見事に演じているジェシーアイゼンバーグ。
やはりこの人は天才だなあと再度確認させられた。
邦題が結構好き。
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