にょこ

インセプションのにょこのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

何回でも観れる!!
ストーリーの随所に多少突っ込みどろこはあれど、ノーラン監督の徹底した世界観が刺激的な映画。

人の夢の階層に侵入して頭の中のアイデア、意識、秘密を盗む仕事(エクストラクト)をしているディカプリオ扮する企業スパイ、コブ。
まずこの設定が面白い。

意識に侵入する事が生業としているって、SFでは良くありそうだけど、これはまたちょっと違う。。
夢の設計、キック、潜在意識の武装、トーテム、今まで見たことのない設定があって、148分ワクワクしっぱなし。

奥さんへの罪悪感で苛まれっぱのコブ。 仕事でもモルの幻影が邪魔をしてくる様が怖い怖い。。
(ディカプリオはシャッターアイランドでも奥さん亡くしてたな…あの時も怖かった)

そんな中、難しい任務をどう遂行していくのかがまた面白くて、夢の階層の時間の流れがちがっていたり、コブの周りのキャラクター達も良い。出演者はノーラン作品の常連さんですね。
トムハーディはセクシーだなぁ。アーサーもユスフもアドリアナも全部のキャラが良いバランス。あ、サイトーもね。

そして映像。新しかったと思います。
夢の世界のビジュアルは何度見ても楽しい。
折りたたまれる街、ペンローズの階段。
無重力状態で、どうキックする?には目が離せませんでした。

設定の斬新さや映像はもちろんのこと、サイドストーリーに親子の愛を求めていたロバートフィッシャーもまた良き。

ラスト、解釈を観客に投げかけるやり方はノーラン監督って感じです。

エディットピアフはマリオンコティヤールを使った監督の遊び心だったりするのかな?
音楽も刺激的でした。
にょこ

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