大ファンである北村一輝さんが殺人鬼に化すということでウキウキしながら鑑賞。
若干評価を見てからの鑑賞だったので、作品自体への期待度はそこまでだったけど、、
確かにツッコミどころ多くて笑わせに来てるよな？と何度も思った。
だけど大好きな北村一輝さんの狂気の怪演っぷりを存分に楽しめたので、スコアは少し高め。
北村一輝さんが本当に素晴らしかった………
思ってたより手強い殺人鬼ではなかったけど(というか完璧には程遠かった)それもまた人間味溢れてて良いかなと思った。完璧に殺人をこなしていると畏怖を感じるけれど、この野村は少しばかり弱っちいので親しみが感じられる。でも人を殺すことに抵抗がない普遍的なサイコパスって感じだったから、
中盤のナンパした女性に叩かれるシーンでは思わず え？笑 と思ってしまったけど、そんな北村一輝さんも見れることが少ないので見れただけ得かな笑
死体を浴槽に入れて溶けるのを横で大人しく待ってるシーンの北村さんが愛おしかった。一緒に待ちたい。
女性をじっくり手に掛けるシーン、食人のシーンは悪の色気たっぷりで本当にありがたいシーンだった。
北村一輝さんの演技の最高なな所は、自分以外に人間のいる状況や空間でも意に介さず自分に浸っているワールドイズマインな野郎を作り上げてしまう所。周りが見えなくなる演技が上手いんだよね。そこがサイコパスを助長させてて魅力倍増だった。
北村一輝さんの魅力が溢れていて更に好きになるには事足りる作品でした。でも映画としては物足りなさしかないです。
