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ドン・ジョンのHIROのレビュー・感想・評価

ドン・ジョン(2013年製作の映画)
3.8
百戦錬磨のプレイボーイにも関わらずポルノ中毒のドン・ジョン(ジェセフ・ゴードン=レヴィット)。
ある日ゴージャスなセクシー美女のバーバラ(スカーレット・ヨハンソン)と、そんなジョンに気取らずに接してくる素直で好奇心旺盛な年上の女性エスター(ジュリアン・ムーア)ど出会ったことでセックス以上の愛を知ることになるお話。

ジョセフ・ゴードン=レヴィットが初監督・脚本・主演まで手掛けた作品。

凄まじく共感できました♪( ´▽`)

僕にとってスカーレット・ヨハンソンとジュリアン・ムーアはただのどストライク女優なので、2人といちゃいちゃできるジョセフ・ゴードン=レヴィットが羨ましいことこの上ない作品でしたよ(≧∇≦)

まず冒頭からドン・ジョンのポルノに対する熱い語りから始まる。
これがめちゃくちゃあるあるなんですよね。

ここだ!と思った瞬間に男優が映ってしまって最悪(´Д` )とか、3発に1発はあるなと思った次第。

そして現実の女よりもポルノの中の女の方がいいと言う考え。これはなかなか良いこと言ってるんじゃないですかね。

実際のセックスでは、フェラはパスされたり、クンニは楽しくなかったり、嫌でもコンドームを付けないといけなかったりとか。
特に色んな体位を楽しみたいのに正常位しかさせてもらえず、しかも動くのは自分ばっかりという説明は凄まじく共感できましたよ♪( ´▽`)

そう言えばセックスがどういうものか知らなかった頃。
AVの中でやってるようなことがしたくてしたくてたまらなくて、いざセックスにあり付けたものの、「思っていたのと違うなぁ(´Д` )」と感じたことを思い出しましたね∑(゚Д゚)

まぁポルノなんてものは所詮ファンタジーみたいなもの。
ポルノ女優やAV女優は男の全ての欲求を満たしてくれる素敵な存在。
そりゃ現実とは全く違うに決まってるんですよね。
もうね、身体を張って世の男共を楽しませてくれる彼女達には国から補助金を支給してあげても良いんじゃないですかね(暴論)。

セックスに対する理想ばかりを追い求めるドン・ジョン。
今は恋人なんか必要ないんだ!と言って筋トレしまくる彼の姿は今の自分と重なって複雑な気持ちになりましたよ(T ^ T)

スカーレット・ヨハンソン演じるバーバラも理想ばかり追い求めている。
自分の思い通りに男をコントロールしないと気が済まないスーパー面倒臭い女なんですよね。
しかも部屋はメルヘン、タイタニックのポスターを貼り、ラブロマンスのような恋愛を夢見るイタイ女。
ドン・ジョンがポルノを観ていることにブチ切れたり、もう本当鬱陶しいんですよね。
女の人がラブロマンスを観て満たされるように男もポルノを観て満たされるんだというドン・ジョンの主張はめちゃくちゃで、もはやポルノを見る男の言い訳でしかないわけだけど、上手いこと言うなぁとただただ感心しましたよ。

どこかで読んだことがあるんですが、野球部だってパワプロするし、サッカー部だってウイイレするし、それと一緒で男は彼女や嫁がいてもポルノを見るということで納得してもらったらダメですかね(無理なお願い(´Д` ))。

どんなに好みの女性に会えたとしても恋愛に発展するのはそれなりにプロセスが必要。
くだらないラブロマンス映画に付き合ったりとか、彼女の友達のどうでもいい恋愛話を聞かされたりとか、もううんざりすることばかりだけど、そういう面倒なことを経て愛を獲得するんですよね。

そういうことが理解できなかったドン・ジョンだけど、歳上女性エスターと出会ったことで徐々に変わって行く。
彼こそただ女性を思い通りにしたくて、自分にとって完璧な女性を追い求めていただけに過ぎなかったというか。
ポルノと違って実際の女性にもちゃんと人格があって、それを理解して心から愛し合うことができれば本当の意味で満たされる。
まぁ結局気持ちが大切という結構当たり前な着地ではありますが、妙に納得させられましたね。

始めは普通の女性のようなジュリアン・ムーアが最終的には聖母のようなとても美しい女性に見えるのは流石だと思いました。

彼がポルノを見る合図として、毎回Macの起動音が流れたり、使用済みティッシュを捨てる効果音がMac上のゴミ箱を空にする音と同じだったり、そういう細かい演出はMacユーザーとしてはとても面白かったですね(^o^)

おそらく女の人はドン引きする映画なのは間違いなしですが、僕はかなり楽しめましたよ(≧∇≦)
男の気持ちが少しだけ垣間見れる作品なのではないかと思いました\(^o^)/



2015-58
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