摺り脚

ホドロフスキーのDUNEの摺り脚のレビュー・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)
2.6
 それなりにSF映画が好きでアンテナ張ってると、長年かけて散々いろんな媒体で紹介…というかこの作品について語られることを目の当たりにせざる得ないんだけど、それでホドロフスキーについての理解どころか本作観た気にすらなってたんだけどあらためて見てみた。

 スターウォーズもエイリアンも、この作品無しにはありえないのはよく分かったけど、それ以上に「映画に膨大な時間と予算をかけて1発当てて回収する!」と言う悪しき慣習はホドロフスキーのせいだね。
 こんな胡散臭いおっさんのせいで僕らまで右往左往させられてると考えると、喜びと怒りを同時に感じる。

 見方を変えれば、今の世の中と一緒に見えて。
 それがペテンだろうがなんだろうが“カリスマ性”は強い。人を惹きつけてNOと言わせない人物が地球を回してるんだ(それが失敗してもこうして笑顔でドキュメンタリー作れるしぶとさよ)。
 社会で管理職的に事大なミッションを迫られてる人には参考になるかも。

 まとめると、こないだやったヴィルヌーブの『DUNE』はホドロフスキー本人にやらせるべきだったね(←ここまで言うなら観たくない?)

 
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