ホドロフスキーのDUNEの作品情報・感想・評価

ホドロフスキーのDUNE2013年製作の映画)

JODOROWSKY'S DUNE

上映日:2014年06月14日

製作国:

上映時間:90分

4.0

あらすじ

『ホドロフスキーのDUNE』は、スタッフにバンド・デシネのカリスマ作家メビウス、SF画家のクリス・フォス、『エイリアン』『トータル・リコール』のダン・オバノン、H・R・ギーガー、キャストにサルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、音楽にピンク・フロイド等、驚異的な豪華メンバーを配するも、撮影を前にして頓挫した。 84年にデヴィッド・リンチによって『デューン/砂の惑星』が制作され、ホドロフスキーの『D…

『ホドロフスキーのDUNE』は、スタッフにバンド・デシネのカリスマ作家メビウス、SF画家のクリス・フォス、『エイリアン』『トータル・リコール』のダン・オバノン、H・R・ギーガー、キャストにサルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、音楽にピンク・フロイド等、驚異的な豪華メンバーを配するも、撮影を前にして頓挫した。 84年にデヴィッド・リンチによって『デューン/砂の惑星』が制作され、ホドロフスキーの『DUNE』は幻の作品となってしまったが、後に、ダン・オバノンは、ここで集めたスタッフを再集結させ、『エイリアン』(リドリー・スコット監督)を企画するなど、その後の映画界に多大な影響を与えた。 本作は、ホドロフスキー、プロデューサーのミシェル・セドゥ、ギーガー、レフン監督等のインタビューと、膨大なデザイン画や絵コンテなどの資料で綴る、映画史上最も有名な“実現しなかった映画”、ホドロフスキー版『DUNE』についてのドキュメンタリーである。

「ホドロフスキーのDUNE」に投稿された感想・評価

ys

ysの感想・評価

4.5
DVDで鑑賞。
ラッキー鑑賞のため、初めてアップリンクに行き、ホドロフスキーに興味を持ったけど、映画は観る気になれず、
でもこれは、ホドロフスキーとその作品のドキュメンタリーなので、癖はなく面白かった。
ホドロフスキーが、2001年宇宙の旅🎬の特殊効果担当と会い、ムカついて決裂。
カーペンターのダークスター🎬の特殊効果担当を起用。
宇宙船は生き物で鳥や昆虫のようでないといけない。このポリシーは宮崎駿にも通じる気がする。
スペインの画家、ダリも出演予定だった。
ちょっとおバカ。
HRギーガーも出演、
その後エイリアンをデザインした。
ホドロフスキーは陽気なおじさんですね。
常に笑顔。
頭良さそう。
そして妥協はしない。
だから映画化できなかった。
それはエルトポとホーリーマウンテンで成功し過ぎたからなのかも。
そしてリンチが監督した。
ホドロフスキーも嫌々鑑賞。
その結果も面白い。
今89歳なんですね。
電気羊

電気羊の感想・評価

3.5
SF映画ではなく、DUNE製作の構想から中止までを絡めた処女作から歴代の作品まで登場するホドロフスキー監督の自伝となっている。DUNEには、サントラとして「狂気/ダークサイド・オブ・ザ・ムーン」を完成させたプログレッシブロックの大御所ピンク・フロイドやアート・デザインにHR・ギーガーなど、いずれも超一流のクリエーターを採用する予定だったんだな。このコンセプトの一部はのちにデヴィッド・リンチ監督の「DUNE/砂の惑星」に引き継がれた理由も語られているのだが…なるほど。オープニングのクレジットに登場する「世界を照らす者は、その身を焼かれなければならない」という強烈な情念で製作を考えていたにもかかわらず、監督の作品性、12時間という上映時間の長さで止む無く中断することに。スター・ウォーズのようにエピソード仕立てにしたら完成できたかもしれないけれど。それは監督の本意ではないんだろうね。ホドロフスキー監督のオリジナル版も観てみたかったな。
そして「リアリティのダンス」へと続く。
ホドロフスキーの才能を改めて認識できるドキュメンタリー映画。
DUNE撮ってくれないかな?心から見たくなった。
M太郎

M太郎の感想・評価

-
ボツになった幻の映画を浮き彫りにするドキュメンタリー。SF映画が好きなら本作は楽しめるかと思います。
名作SF映画達を繋ぐミッシングリンクや各々のクリエイター達に与えた影響がかなり具体的に画面に出てくるのでそれだけでも面白いですが、なによりもインパクトがあるのがホドロフスキー本人の人物像。本当にこんな人間いるんですね。なんと言いますか、陽気でポップな感性をもつ宗教家というか、奇才っていう言葉はこういう人間を指すのだなと実感しました。とにかく発想の飛躍ぶりが凄いのは(ダリをキャスティングするってナニソレ)、見据えてる着地点、想像力の射程が私などよりも遥か遠くにあるからでしょうか。
あとギーガーとダリも負けないキャラ立ち振り。ギーガーの恐ろしい人のイメージは作品の印象もあるのでしょうけど、やっぱなんかフィクションのキャラのようです。彫り深いしデスボイスだし…。
最後、息子さんの総括が実に的を射ているな、と。完成はしなかったが、たくさんの種を蒔いた作品。世界を覚醒させる映画が『DUNE』であるなら、その目的は達成されているのかな、などと。
実現しなかった映画のドキュメンタリー。
ホドロフスキー監督の映画づくりに対する姿勢はやっぱり只者ではなく、圧倒的な熱量で凄まじかったです。

「20時間の映画を作るぞ!」って言葉に「いやいや、長すぎかよ😇😇😇」ってなったけどもし完成されてたら見てみたかった気もするし「あの映画を作るのに自分の腕を切る必要があれば、当時の私は喜んで腕を切っただろう」とか本当にやりそうだしいろいろと突き抜けてる。

でもなんかそのヤバいくらいの熱量に心が突き動かされます。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.5
 「原作をレイプしないと映画は作れない」に大笑いw「よく考えてみろよ。奥さんにウエディングドレスを着せたままで子供がつくれるかい?ちゃんとドレスを引き裂いてやることやらなきゃ子供は作れないだろ?」ていやいやいや言いたいことは分かるんだけどもう少し他にいい例えはなかったんかホドロフスキー。途中でいくつか出てくるアニメ版(というか原画?絵コンテ?ラフ画?)の映像だけで楽しそうでワクワクする。ホドロフスキー作品、機会がなくてまだ見てないんだよな。とっても見たくなった。
ルイ

ルイの感想・評価

4.1
SF映画の原点。1970年代、1500万ドルと上映時間10〜20時間。作られる寸前までいった超大作。キャストにはミック・ジャガーやダリの名前も

"金のせいだ。こんな下らない物のために。ただの紙切れで中には何もない。映画には心がある。精神も、無限の力も、大きな志も。そういう映画を作りたかっただけだった。

一見失敗のようだが多くの創造をもたらしてくれた。人生では何か近づいてきたら"イエス"と受け入れる。離れていってもそれは"イエス"だ
「デューン」の中止も"イエス"
"よし!やめよう!"それが何だ?だからどうした。「デューン」はこの世界では夢だ。でも夢は世界を変える。文明は成長する。
私が死んでも映画は作れる。
84歳でも元気だ。一生創造していく。想いは大きくなるばかりだ。人間の精神は宇宙のように無限に広がり続ける。毎日、自分の精神を大きく目覚めさせていく。それがこの映画だ。創造に関わった人々の精神を目覚めさせた。製作者、アーティスト、そしてスタッフも。自分の精神を目覚めさせた。これは本当に大きな志を持つ挑戦的な作品だった。私は300まで生きたい。大きな志がある。志を持たずに生きるなんて無理だ。不死を望むならそのために闘え。闘うんだ。最高に芸術的な映画を作りたいなら作ればいい。失敗しても構わない。挑戦するんだ。"
TOTTO

TOTTOの感想・評価

5.0
レフンがホドロフスキーからDUNEの資料を見せられながら映画の全貌を体感したように、この作品を観たということはつまりホドロフスキーの『DUNE』の断片を観たということなんだと思う。
恥ずかしながらホドロフスキーの作品は『ホーリー・マウンテン』しか観ていないけど、いかに彼が情熱を持って映画を作っているかということは十分すぎるほど伝わった。目に光とエネルギーが宿りすぎてる。
だからこそ、後半で企画の頓挫について語る彼の怒りと悲しみに満ちた表情が何とも言えなくて涙が出た。リンチの『DUNE』を観て、「駄作だった!」と大人気なく喜ぶ姿も良かったなあ。しかも決してリンチを批判はしない。
小説の映画化を結婚に例えるのはどうかと思ったけど(笑)、「僕はこうやってレイプしたんだ!大きな愛情を持ってね!」と嬉しそうに語るホドロフスキーを見てたら、ああそうだよね、そういうものだよねという気持ちになった。奇しくも日本では「原作レイプ」という言葉があるけど、そうやって騒いでる人たちに聞かせてやりたい。
ある小説を読んでたときに、「まるでホドロフスキーの『DUNE』のようだな」ってセリフが出てきて、興味出て調べたらこの作品に辿り着きました。

世界一有名な未完成映画だそうです。
ホドロフスキー版の「DUNE」。

デヴィッド・リンチが映画化した「デューン 砂の惑星」と同じ原作。リンチより前にあった映画化企画はとんでもないものだった。。。という事実をホドロフスキー本人を含む関係者の証言をまとめたドキュメンタリーです。

いや、確かに。スタッフもキャストも桁違い。次から次へと豪華絢爛なビックネームが次々と出てきて観ててびっくりしました。何それ! 観たいよ!

映画への参加のOKを取り付け、具体的にかなり動いてから突然の製作中止。

まあね。
製作期間は?
上映時間は?
いくら掛かるの?
そして、

それは本当に完成するの???

って疑問にあらゆる映画会社が尻込み。

詳しく詳しく描かれた絵コンテはその後のSF映画に大きな大きな影響を与えたらしい。(作品内では具体的にどの映画のどのシーンに影響を与えたかきちんと検証しています。)

今、この瞬間にも数々の企画が生まれて、数々の企画が没になってるんだろうな。

しかし、もしもやりたいことやって完成してたら20時間の作品になってたかもしれない、って、それ出資者が聞いたら尻込みするのもわかるかな。。。(^_^;)
ドゥニ=ヴィルヌーヴ監督がデューンの再映画化をするということで、気になった作品

リンチのデューンを駄作と言い放っていたのでそれも気になる
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