ホドロフスキーのDUNEの作品情報・感想・評価

「ホドロフスキーのDUNE」に投稿された感想・評価

k

kの感想・評価

4.3
あまりにもひどすぎて元気が出たってあんな清々しい笑顔で言うの本当に好き。
メビウスという天才的な漫画家の手によって、頭の中にある映像を視覚化させることに成功したホドロフスキー。
百科事典のような分厚さの絵コンテは、それだけでもう作品である。

DUNEのために集められた若者達は、ホドロフスキーのカリスマ性と情熱に触れ、才能を引き上げられ開花させた。

他人の意見を聞いて変えたりしてはダメだ、自分の見た夢と全く同じ映画を作るんだ!!
と唾を飛ばしながら語るホドロフスキーに、胸が熱くなった。

ダリ、ミック・ジャガー、オーソン・ウェルズの共演が実現したかもしれない…と思うと、胸が躍る。観たかったなぁ…
1回目
ホドロフスキーおじいちゃんめっちゃ可愛かった。
リンチの失敗喜ぶとこ笑った。
nuu

nuuの感想・評価

4.2
芸術家を志すならば、必ず観るべきドキュメンタリーの1つ。


まず驚いたのは、ホドロフスキーが自分自身の作品を心から愛し、素晴らしいものだと信じている点だった。これは芸術家としてとても正しい、あるべき態度だと思う。

芸術家の”資質”とは『世間とのズレ』や『勘違い』にある。

芸術家の”役目”は、そのズレを具体化して人々に新鮮さや驚き、フレッシュな気持ちを与える事。

そして芸術家の”才能”は、自分の創作を信じ、作品に説得力を持たせる力だ。


ホドロフスキーには芸術家としての全ての素養が備わってる。頓挫してしまったにも関わらず、DUNEを語る彼の目は輝いていて疑念がない。周りのクリエーターも彼の作品に対する確信と熱意に説得されていく。

創作をする人間は、時々この映画を見るといい。恐れず前に進む勇気を貰えることだろう。
KGE

KGEの感想・評価

4.8
最後そのままアンカルに繋がると思ってなくてめちゃくちゃビックリした。スゲーとしか言いようがない。
実現してたら…て思ったけど、ホドロフスキーだからやはり人を選ぶ映画になってたかも。デビットリンチの失敗に喜ぶホドロフスキーかわいい
ホドロフスキーの擬音語めちゃ可愛い!人が集まってくるのもわかる魅力的な人物やった。ギーガーはDUNEの企画をキッカケにエイリアンに携わったんやな。
たましいの込め方。
芸術としての映画。

見る側としては常にそうあって欲しいと思うところではあるけれど。


ホドロフスキーの信念のあるところ、その信念のもとに集まった人たちの、それぞれの感性の通じる部分を集結させたものだったはず。

デヴィッドリンチのDUNEをみたときの反応がめちゃくちゃよくて笑ってしまった、!
目の輝き。


これ以前のホドロフスキーのものも観てみたい、
カルト映画の産みの親ホドルフスキーの未完の大作『DUNE 』の製作ドキュメンタリーです
ホドルフスキーにはさほど詳しい訳ではないですが大興奮しました。
ホドルフスキーに詳しくなくてもエイリアンやブレランあたり好きなら楽しめます

ホドルフスキーにとって映画は芸術であり人々の考えを変える世界を変えるものを目指している事が語られます。映画を90分にまとめろと言われるもDUNEは12時間、いや20時間の映画にする!と意気込む。
1970年代、エルポトでカルト的人気を得たホドルフスキーは一緒に『DUNE 』を創る魂の戦士たちを探し始めます。この時代はネットもないからホドルスキー自ら声かけて一緒にやろうぜと誘っていくエピソードがめちゃくちゃ面白いです。盛ってるんだろうけどホドルスキーが話すと本当だろうなと納得してしまう。

まずは特殊効果に『ダーク・スター』のダン・オバノン。のちにこの仕事を膨らませてエイリアンの脚本を作ります
そしてオレも大好きフランスの漫画家メビウスがキャラクター、衣装、絵コンテを担当。この人宮崎駿とも仲良くて娘さんの名前にナウシカとつけるほど。
12時間分!?の絵コンテは電話帳2冊分程のボリューム。本映画ではメビウスの絵コンテを元にDUNEを再現します
配役も凄くて、ミックジャガーに『市民ケーン』のオーソン・ウェルズ、皇帝にサルバドール・ダリ、そしてダリの愛人も成行きで
ダリの紹介でHRギーガを紹介されて建造物デザインを依頼。
音楽はピンク・フロイドにマグマ
まず集められないメンバーをホドルフスキーの人間力で魂の戦士たちにしていきます。

が、
予算をとりを大手を回るも、企画やコンテは完璧だが、この予算をホドルスキーに任せられないと、どの映画会社にも断られて大挫折。
そりゃーそうだろうと思ってしまうが、ホドルフスキーならどうにかするんじゃないかと期待してしまうのも分かります。

80歳を超えた生ホドルフスキーの滑らない話として大変楽しめました。
未完の『DUNE』が後の大作SFに多大な影響を与えたことがよく分かりました
riko

rikoの感想・評価

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最後、ホドロフスキーの息子が、「色んな映画が”I am DUNE...”って言ってるのが聞こえませんか?」発言の後のパートを見ている時、歴史書の大クライマックスを読んだような気持ちになって、超ワクワクしました。

図らずも、空中に散らばった大切な彼の種が、世界中の色んなところで芽を出し、それが今でも生きて花を咲かせている!!て、勝手にナレーション入れて感動しました。
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