ぶちょおファンク

7番房の奇跡のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3.5 中盤★3.5 終盤★1.5

クリップしてた作品。
70年代に事件は起こりモデルとなった人物(牧師、2017年80歳台)は15年服役後に国(警察、検察等)を相手取り裁判をし強引な取り調べをした警察等からの賠償補償判決は得たけど国家責任はないとの判決がくだり上告してるらしい。

良い点
◯軸はヘヴィーなのにコミカルだったりと微笑ましいシーンが多く和む。
◯父と幼い子って設定だけで泣けてくる…。🥺
◯7番房のメンツ、看守のキャラ。

残念な点
●イェスンの母に関して説明がない。
●“冤罪”はあくまでも推測でしかなく事故の瞬間は描いていない。(仮にヨングが原因の事故だとしても“責任能力”や“自白の強要やでっち上げ”問題は別)
●良い面でもあるけどかなりフィクションで、
特に終盤刑務所内での盛り上げエピソードは仮に成功してたとしても
あり得なすぎてその行方を苦笑いとあのオチだろうな…という冷めた心境で観てた…。
●イェスンとの別れの最期にヨングは泣きながら謝り嘆願しますが、何に対して謝ってるのかが曖昧で、嘘をついたこと?孤独にさせるイェスンに対して?
下手すりゃ“罪”に対してともとれる。
●“模擬裁判”で無罪になってもなぁ〜。。。

☆総評
おとなのおとぎばなしは大好きですが、
幼稚(現実離れ)すぎる終盤はついていけなかった…!

囚人と看守らのあたたかい助けを借り準備万端で再審に挑んだ日、
娘を殺されたと思い込んでいる長官に暴力を受け脅しの言葉もかけられ、
心身ともに衰弱したヨングはイェスンを守るために「自分がやりました、ごめんなさい」と自供をしますが、
どうあれこうあれ法廷で一番してはいけない嘘を言ったらもう取り返しはつかない。
知的障害があろうがなかろうが、
ヨングは嘘をつくというか記憶力も良いので起こった出来事を正直に話すキャラであって欲しかったです。

娘のために嘘をつく、
娘のためにも自分のためにも不慮の事故で亡くなった子と親御さんのためにも正直に話す、
それでもなお刑が執行されるのならまた違った印象だったろうけど、
この展開でも現時点平均スコア★4.2もあるので一般的には良い作品なんだろう。

トルコ版リメイクがネトフリに?!
(観たけどむちゃくちゃ良かったトルコ版★4.5!!!!!😭)


2020年262本目