ローズまりぃ

蝋人形の館のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

蝋人形の館(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

86本目。
大体予想していた通りだったけどそれでも中々面白かった!!あと綺麗!!蝋人形が溶け出す所とか上手に作られてるなぁと見入った。それにスプラッター要素も簡素だけどちょくちょく出てきたので楽しかった。でもなぜボーが虐待されていたんだろう反抗的だったから??にしては虐待してきた母に対して今はごめんよママとか忠誠的で偉く態度が違うの不思議。

1974年一見普通の食事風景かと思ったが弟の方が異常?静かにシリアルを食べて母は蝋人形の顔の土台らしきものを作っていた。そこに暴れる兄を連れてきた父は母と共に息子の兄を強制的に縛り専用の椅子で固定し引っ掻かれると頬を殴るなどなんか尋常じゃない雰囲気。
そして現在。ペイジ(金髪女性)とブレイク(黒人男性)は恋人同士でウェイド(男性)とカーリーも恋人でそのカーリーの双子の兄ニックとその友人ドールトンの6人組。カーリーが主人公っぽくてニックとは仲が悪い感じ。
でそれぞれ車を走らせて時通行止めで道を変えキャンプするかーってなった時ドルーディーの蝋人形の館の看板を見つける。キャンプしてると酷い悪臭が漂ってたりする。するとある一台の車がライトをつけて止まる。そんな時ニックが苛立ちトラックにビールを投げるとライトに当たり割れトラックはその場を去って行く。その後6人はテントで就寝するがカーリーが外に不審な気配を感じ見廻るが誰もいなかった。
次の日、起きると昼過ぎで急いで出発の準備をしていたがウェイドの新品の車のファンベルトがなぜか切断されており車が動かなくなりさらにドールトンのカメラが見当たらない。カーリーとペイジは離れたところで用を足していると昨日の異臭が漂ってくる。臭いの元を辿っていくとカーリーが足を滑らせ下に落ちてしまう。そこは動物の死骸が山積みになって悪臭を放っており異臭の原因はここ。女子たちの叫び声を聞いて男子たちが駆けつけカーリーを引っ張り上げる。死骸の中に人間の手が見えているのをみて恐怖する。すると向こうから動物の死骸清掃員の男が新たな死骸を捨てにきた。カーリーは男に人間の手があると言うと男は死骸の中の手を確認。マネキンの手だった。ウェイドが男に近くにガソリンスタンドはあるかと尋ねると少しいたところにスタンドがあるみたいで男がそこまで送ってくれる事に。試合の時間も迫っていた為ペイジたち4人は試合に向かいウェイドとカーリーはガソリンスタンドに行き車に残ることに。ペイジたちと別れウェイドとカーリーは清掃員の男の車に乗りガソリンスタンドに向かう。男はどこか不気味な雰囲気でウェイドは怪しむ。そりゃそう、常にカーリーを見てるからね。
ガソリンスタンドのある町の手前で道が水没していたためカーリーとウェイドは男の車を降り町に入る。町は「AMBROSE」というとても小さい町で人影が無く静まり返っていた。するとガソリンスタンドを見つけたが誰もいない。カーリーにペイジから電話が入り渋滞にはまり試合に間に合わないので引き返すとの事で町の場所を教え落ち合うことにした。町を少し歩くと映画館や蝋人形館などがあるが人はいない。教会を発見し中に入ると葬儀中だったので2人は一旦外に出る。すると中から男が出てきた。男はボー、ガソリンスタンドの店主との事。ファンベルトが欲しいと伝えると今は大事な人の葬儀で30分程に待って欲しいと言い教会に戻っていった。
カーリーとウェイドは時間潰しに蝋人形館に行ってみる。館は閉館となっていたが鍵が開いていたの入ってみる2人、壁や床も階段も蝋で館全体が蝋でできており中には多くの蝋人形が飾ってあった。この館にはトルーディーという女性が造った人形が飾ってあるようで他にもヴィンセントという名前が刻まれた作品も飾ってあった。カーリーが何気に鏡を覗きこむと後ろの窓の外に蝋人形の様な仮面をした髪の長い不気味な人の姿が見えた。ウェイドは外を見廻りに行くが誰もいない。
カーリーは怖くなり2人は外に出てガソリンスタンドに戻る。かれこれ45分ほど経っているがボーは戻ってこず2人はお金を置いてファンベルトを物色15インチのものだけが無く16インチで代用しようと手に取るとボーが戻って来た。ボーは15インチは家に置いてあるというので3人でボーの自宅へ向かう。
ボーに蝋人形館の事を訪ねると昔、蝋人形作家のトールディーの夫ビクターが法で禁じられた手術をして医師免許をはく奪され夫妻はこの町に引っ越してきてトールディーは才能を活かし蝋人形館を作った。当時は大人気だったが彼女は脳嚢胞を患い正気を失い絶望した夫は拳銃自殺をしたそうで残された2人の息子は里子に出され死んでしまったと話す。館にあった作品のに刻まれたヴィンセントとは夫妻の息子だそう。
その頃キャンプしたところまで引き返してきたペイジたちはブレイクがペイジと2人っきりになりたいと言うのでキャンプに残り町へはニックとドールトンが迎えに行く事に。車の中でドールトンはなぜ車の窃盗の罪を被ってくれたのかと尋ねるとお前は前科がないから俺がついでに被ったと言う。本当はドールトンが車の窃盗しその罪をニックが被っていたのだった。
ボーの自宅に着いたウェイドとカーリーはボーがファンベルトを取りにウェイドはトイレを借りに自宅へ入る。カーリーは車で待っておりウェイドはトイレを済ませ家の中を探索し始める。家の中には蝋でできた仮面や動物の胎児のホルマリン漬けなど不気味な物がありさらに部屋の奥には手術台や怪しげな手術道具がある。車で待っていたカーリーは車の外に出て周辺を見渡すと片方のライトが割れているトラックを発見それは昨日キャンプの時に現れた不気味なトラック野郎だった。車に戻りウェイドを呼び戻す為クラクションを鳴らしそのクラクションを聞きウェイドが戻ろうとすると停電になり部屋を出ようとする背後に蝋人形館で見かけた不気味な仮面の男が迫り足をハサミで切られてしまい痛みで床に崩れ落ちてしまう。パニックになるウェイドを男はさらにハサミで刺し顔面を蹴り気絶させる。表のカーリーはブレイクに電話するがペイジとイチャついており電話に出てくれずメッセージに昨日のトラック野郎に出くわしたと残しているとボーが戻って来る。急いで車に戻りロックをし「昨日の男ね」とカーリーが言うとボーは豹変し車の窓を割りカーリーを引っ張り出そうとするがなんとか振り切り車で逃げようとして脱輪してしまう。仕方なく車を捨て走って町の方へ逃げる。
気絶していたウェイドは仮面の男に手術台に縛りつけられていた。そして注射された後に傷口を縫われ眉毛を抜かれ全身に蝋を吹きかけられ蝋人形にされてしまう。蝋人形は絶対人間だとは予想してたけどまさか主人公っぽい恋人のウェイドが1番最初の犠牲者なのはよかった。いい意味で期待を裏切ってくれる方がほんとに面白くて引き込まれる。ただ呆気なかったなぁ。
町の教会に逃げ込んだカーリーが座っている人たちに助けを求めるがそれは蝋人形だった。触ると人形の手が取れてしまうがしっかり血肉や骨が付いており蝋人形たちの中身は生身人間(死体)だったのに気づく。そして葬儀はドルーディー・シンクレアのものだった。そしてごめんよママ、失礼な連中ばかりだと言いながらボーが教会に追ってきて咄嗟にカーリーは隠れるが見つかってしまい捕まってしまう。
ガソリンスタンドの地下に連れて来られたカーリー椅子に縛りつけられてしまう。そこへ町へ到着したニックとドールトンがカーリーとウェイドを探しにスタンドにやって来るがカーリーはボーにナイフで脅され声を出せず気づかれず去って行く。ニックとドールトンは二手に分かれて2人を探す事に。カーリーは声を出せない様に接着剤で口を塞がれてしまう。そしてカーリーを残して上に上がるボーそこへニックが再度戻って来てボーにカーリーとウェイドを見かけなかったかと尋ねるがボーは知らないと答る。ニックはガソリンスタンドはここしかない為、訪ねてきたはずだとボーを怪しむ。カーリーは椅子のひじ置きを壊し手を解放し地下の排水口からニックの姿を見て叫ゔが聞こえない。そこで排水口から指を出して助けを求めるがボーに見つかりニッパーで指を切断されてしまう。カーリーは無理やり口の接着剤をはがし助けてと叫ぶ。叫び声に気付いたニックはボーを殴りガソリンスタンドの外に締め出し地下に行きカーリーを助け出す。カーリーはニックにこの街の人は蝋人形にされていると話す。
ドールトンは蝋人形館を見つけ中に入って見るとそこで蝋人形にされたウェイドを発見すぐに助けようとし蝋を剥がそうとするが皮膚まではがれ落ちてしまう。ドールトンは後ろに迫っていた仮面の男に刺されてしまい逃げようとするが首を切断され絶命。ブレイクもカーリーからの留守電に気づくも髪の長い男により首をナイフで刺され死亡。子供がいることを最後までブレイクに伝えられなかったペイジも追われ倉庫みたいな場所に逃げ込みパイプを引き抜き備えるが足元からナイフが出てくる罠にハマるがなんとか逃げ車に身を潜める。行ったと思ったが開けてきたのでパイプで頬を傷つけ車の外へ逃げるが様子を確認した瞬間向こう越しから車の窓ガラスを割ってパイプがペイジに向かって投げられおでこに刺さり貫通し絶命。その様子を男はビデオカメラ(ドールトンのもの)で撮影した。
外に出たカーリーとニックは町の店のショーウィンドウにあったボーガンをゲットするがボーに見つかってしまう。ボーは銃を撃ちながら追いかけてくるので2人は町の映画館に逃げ込んだ。映画館の中にも大勢の蝋人形がシートに座っていた。カーリーはその蝋人形の中に紛れて身を隠すがポーは観客の人形を確認していきカーリーは見つかってしまう。カーリーに向けて銃を撃つが隠れていたリックがポーにボーガンを打ち肩に命中させる。起き上がり追ってくるのでもう一発胸に命中させ倒れて動かなくなったのを確認し逃げ出す。2人はカーリーがボーから逃げる時に車の中に落とした携帯を探しに行くが見つからない。カーリーはウェイドが心配なので2人はとりあえずウェイドたちを探すためボーの自宅を捜索。中に入り調べていると結合双生児の分離手術の記事と兄弟の写真を発見した。結合兄弟の一人はボーでもう一人は顔半分を失い仮面で隠している子どもが映っていた。仮面の男の正体はボーの弟のヴィンセントだった。その内、矢が刺さったままのボーが帰ってきて傷の手当をする。なんとか頑張って矢を抜いてる。ボーは死んでいなかった。そりゃそうだよね。2人は別々に隠れカーリーが身を潜めていると窓からヴィンセントが帰って来たのが見えた。ヴィンセントの車の荷台には殺されたペイジとブレイクの死体が積まれていた。ヴィンセントが家の中に入るとボーは怒鳴り散らし「モンスターめ」とヴィンセントを侮辱。
カーリーとニックは合流し出口を探す為、家の地下へ行く。そこに蝋で固められたトールディの死体を発見。しかしそこへ2人に気付いたヴィンセントがやって来て巨大なナイフで襲い掛かってくる。2人は応戦し燃え盛る蝋を床にまきその場を脱出する。地下の道をどんどん進んで行くと蝋人形の館へ繋がっていた。(途中に子供用の椅子が2脚おいてあり「ボー」「ヴィンセント」と書かれてある。これは冒頭の夫婦の子供が座らせれていた椅子でボーの椅子には肘掛が血だらけ。虐待をされていたのはボーの方だと分かる)館に出るとすぐにウェイドの蝋人形がありカーリーはショックを受けるが前からボーが現れニックと一騎打ちに。その間先ほどの燃え盛る蝋が周りに発火し館にまで火の手が上がってきて館が溶け出す。ニックは太ももをナイフで刺され大ピンチ。しかしカーリーがボーにバッドで殴りかかり滅多打ちにし倒す。いいぞもっとやれ。そこにヴィンセントが登場、変わり果てた兄を見て彼なりに絶叫。カーリーの方を睨み追いかけてくるのでカーリーは2階へ逃げ子供部屋に隠れる。そこには結合双生児(ボーとビンセント)の蝋人形がベビーベッドの上に置いてありベッドを動かしドアの前に置きバリケードに。しかしビンセントはドアをナイフで兄弟の人形ごと(丁度真ん中を)切り裂いて入って来る。その頃ニックもカーリーの後を追うが溶けだした蝋に足を取られ中々進めていなかった。
ヴィンセントに追い詰められたカーリーは「もうお兄さんに従わなくても良いモンスターは彼の方よ」と説得するがヴィンセントは襲い掛かってくる。そこにニックがやって来てヴィンセントを抑える。ニックが顔を抑えてきたのを薙ぎ払った瞬間熱でヴィンセントの顔半分の蝋の仮面が溶け潰れた顔が露わになった。カーリーはニックの足に刺さっていたナイフを抜きヴィンセントを思いっきり刺す。ヴィンセントは倒れた拍子に床が溶け下の兄ボーの死体の上に落下しそのまま重なり合ったまま沈んでいった。2人は脱出しようとするが館全体に火の手が周り溶け出してきて前に進みにくいので壁を手で堀って外に何とか脱出した。
その後、朝になり警察に保護される2人、大勢の警察官により町からは人々の蝋人形(遺体)が運び出されていく。この町は奥まった場所にあるのと10年前に工場が閉鎖されて地図にも載っていない為家事がなければ気づかなかったと保安官が話す。そして警官の調べによるとトールディ夫婦の息子はもう一人おり実は3人兄弟だったことが判明。そして町まで案内してくれた動物の死骸清掃員の男がヴィンセントが飼っていた犬に餌を与えながらカーリーとニックに手を振る…。ふふ、大体案内したりガソスタ関係の人は黒幕よね笑 いいね。
ローズまりぃ

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