ジャックシューチャー

蝋人形の館のジャックシューチャーのレビュー・感想・評価

蝋人形の館(2005年製作の映画)
3.3
15年くらい前に一度観たきりだったが何故かずっと記憶に残ってたホラー。
久しぶりに観たけどおもしろいな〜。無垢で愚かだったあの頃は無惨にも殺されていく若者が不憫で仕方ないように見えていたんだがなんてことない、こいつらしっかりアホだ。がっつり不法侵入かましてるし全部の判断が間違ってるしこの手のジャンルもので求められる王道なアホさを漏れなく踏襲していて感心感心。
当時「お騒がせセレブ」って以外に何者なのかが誰も知らなかった懐かしきパリス・ヒルトンもまた美味しい役回り。逃げ回る時の格好なんかもう苦笑するしかない。そしてどこの箇所をブッ刺されたのかというと、監督わかってんな〜。
映画のオチもうまいし実は良く作られているところが非常に好感が持てる。

スプラッター映画ではなす術がないとはまさにこれ!っていう殺られ方のバリエーションがもちろん見せ場になるんだけども、蝋攻めは今見てもやはり斬新だ。口閉じ接着剤も、下手したら現実世界で起こり得るし!あれは地味に嫌だったな〜。