ジャックシューチャー

四月になれば彼女はのジャックシューチャーのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

結婚間近の元カレのことが忘れられなくてまたよせばいいのに手紙をしたためる元カノと、そんな元カノに嫉妬する今カノとで愛憎渦巻く血で血を洗うドロドロの修羅場が待ち受けてくれるのか、とワクワクしながら観てたけどもちろんそんな展開は無く。

イケメンの佐藤健でしかも医者という、設定がもうただでさえ鼻持ちならんのにこいつ患者(しかも長澤まさみ)に手を出すとはなんぞや?とかハルちゃん結局めっちゃかわいそうなだけじゃね?とかいろいろ疑問とイライラが重なり、いったい何を見せられてるんだろうか?という思いが最後まで拭えなかった。各登場人物の行動には全く共感できなかったし、結局何を伝えたい物語なのか映画を見ている限りでは残念ながらわからなかった。
演出は良かったと思うし映像は非常にきれいだったし俳優さんも安定の良さだったんでやはりストーリーが合わなかったんだろう。

とは言えいろんな恋愛の形があるんだろうな〜と勉強にはなった。人の愛し方とか想いの伝え方なんてのは人の数だけあることは当たり前ってことなんだけど、ということはだったら弥生はそれがわかってなかったってことになるんだろうか。
自分の思うような伝え方をしてくれなかった藤代に不満を抱えてついでにマリッジブルーも重なってこの先短い元カノに答えを求めに会いに行ったって、、、なんっじゃそりゃ!!しかもなんでわざわざスパイの如き潜入しなればならなかったのか全く持って理解に苦しむ。現職はあくまで休職扱いってことは副業になるんだよね?給料もらってるんでしょ?マリッジブルーを癒す旅にしてはちょっとやりすぎなんでないか。

ハルちゃんは結局佐藤健と長澤まさみがうまくいくための引き立て役にしか見えなかったのは絶対に良くない。こんなのは美談として到底受け入れがたいしやっぱりどうしてもハルちゃんがかわいそうじゃね!?という結論になってしまう。
あのお父さんはその後どうなったのか劇中で語られなかったのは敢えてなのかわからないがおそらくはお亡くなりになってしまったんだろうと思う。ついにハルちゃんは独りになってしまいそして初恋の人と思い描いていた世界旅行に独りで行き手紙をしたためる、この先もう長くないと悟りながら。。。ってハルちゃん不憫すぎるだろ!!!

「不憫!ハルちゃんがとにかく不憫!」この映画はもうこれに尽きる。

藤井風の歌は良かった。