のりまき

ウォルト・ディズニーの約束ののりまきのレビュー・感想・評価

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まず邦題に物申す。酷い!酷すぎ!トム・ハンクス嫌いなので、見るのにひと苦労。エマ・トンプソンは年をとり偏屈系が増えて演技に幅ができた!離婚もプラスにはたらいて、キャリアアップ。本作は、トラヴァースという複雑な女性を見事に演じた彼女の功績が大。対してハンクスは商売人でありながら、ドリームメイカーというウォルトの二面性を魅力的に見せられていなかった。『メアリーポピンズ』が原作と映画でファンが違うのは周知の事実でその理由は歴然としているのに、なぜ映画化されたのか。その秘密を見た後、オリジナルを見ると感慨深い。
ポール・ジアマッティ(ライトサイド)がたまらない。キツい話の中、彼は日溜まりのよう。あとトラヴァースの名誉のために。彼女は第二次世界大戦の戦火迫る中、八年ぶりに『とびらをあけるメアリーポピンズ』を発表し、怯える子供達の心に灯をともしました。ただの偏屈女として描くのは気の毒。
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