幕のリア

赤×ピンクの幕のリアのレビュー・感想・評価

赤×ピンク(2014年製作の映画)
3.1
何きっかけでclipしたのやら。
河瀬直美監督の『光』で好演していた水崎綾女の出演作が気になって意外な格闘アクション作であるこれに行き着いたか。

ちょっと前にAKBによる豆腐プロレスが話題に。
リアルプロレスシーンでもWWEから仙女までそろそろ女子プロもブレイクしそうな勢い。

神取や北斗が輝きまくった交流戦は禁断のカードを僅か1年余りで消費し尽くしてしまい、そこから全女の崩壊含めた女子プロレスの低迷が続いてしまった。

さて、今作のアクションシーンはこの手の作品のそれとは思えないほどにレベルが高く驚く。
水崎綾女も主演の芳賀優里亜も猛練習無くして表現出来ないムーブが素晴らしい。
芳賀優里亜は素人には厳しかろう左ミドルキックのキレが良い。
水崎綾女の蹴りはかなり重そう。

いよいよガチンコ最終決戦の演出は不覚にも鳥肌が立つほどにアガった。
カッコいい(^^;;

トラウマを抱えた女達がケージで闘い、友情を育む物語は、馬鹿馬鹿しさがまったく無く嬉しくなる。
原作は直木賞作家の桜花一樹という人らしい。
どおりで安っぽさがないわけだ。

久し振りに後楽園ホールで女子プロにお金落としに行こうかな。

〜〜〜〜

品川問題。
全ての男性と格闘ファンの反感しか買わないでしょう。
中井祐樹でも矢野卓見でも、格闘技会の宣伝に貢献するような起用をお願いしたいものだ。
幕のリア

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