17歳のHarukiのレビュー・感想・評価

オゾンらしい甘美でミステリアスな脚本が堪能できる作品。

主人公イザベルが17歳という微妙な年齢の中、どのような心情で売春を行なっていたのかを考えさせられる。
父性愛に飢えていた中でのジョルジュとの出会いで、愛情を見失っているイザベルが慰めを求めるようになる気持ちが切ない。

満を持して登場したシャーロット・ランプリングの存在感と演技はさすが。