マーくんパパ

恐怖のまわり道のマーくんパパのレビュー・感想・評価

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)
3.9
クラブのピアノ弾きアルは恋仲だった歌手を追ってニューヨークからロスまでヒッチハイク旅に立つ。途中親切な金持ち男に拾ってもらったがその男は旅の途中で心臓発作で急死する。状況から金目当てで殺したと疑われるのが怖くて死体を草叢に捨て本人になりすまして旅を続ける…。女に逢いたさ一心が裏目にどんどん状況は悪のスパイラルに嵌まり込む男…。スピルバーグ『激突!』にも通じる単純スパイラルサスペンスで中休みなく一気に最後まで観せ切る歯切れ良さ。そんなつもりなかったのに偶意が空回りし続ける恐怖、ヒッチコック先生もこんな題材撮りたかっただろうなあ。