流石は『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督作品ですね。というよりは脚本家リチャード・カーティス作品と言うべきでしょうか。
映画に人生訓を忍ばせながら、さして説教臭いわけでもないSF。
『LIFE!』が「〜していませんか?」という問いかけの映画であるとすれば、この映画は「〜と思わないかい?」という同調を至極さり気なく求める映画だったんじゃなかろうかと。
タイムトラベルが出来る主人公。でもループなし。ピンポイント。一見とても都合が良いが、「親父さん、それ先に言っておいてやれよ!」というルールが存在し、それが後々ボディブローの様に響いてくる。
まぁ恋人との最初の夜を三回もやり直すのは反則だけどもちょっと貸してもらえませんか。
ビル・ナイさん演じる父親が物凄く良い。途轍もなく良い。ハマり役だと思う。
そしレイチェル・マクアダムスちゃんがとても可愛い。いやいつも可愛いけど。
終盤の砂浜のシーンは素敵。
日々の生活を慈しみかけがえのないものにしよう、というシンプルな提言はとても好感が持てる。
暗闇のバーは是非行ってみたい。当然レイチェルちゃん同席前提ですよええ。