もうこの映画より好きな映画はないかもな、って思うくらい、初めて観たときからずっと好きな映画。
リチャード・カーティスの監督としての最後の作品になったけれど、監督業を引退する理由として、｢監督を続けるには、家を長くあけなければいけず、家族や友人との時間が充分に取れない。日常の大切な時間を、今後は大切な人達と過ごす時間にあてたい｣と、当時答えていて、まさにその言葉通りの、大切な人と過ごす何気ない日常の時間が、とても大切な時間だ、ということを、惜しみなく教えてくれる映画。
タイムトラベル、という特殊な能力を持った主人公の話だけれど、タイムトラベルが使えることが主軸にならず、あくまでラブストーリーや家族愛がテーマで、タイムトラベル使ってることがあまり気にならない。
あと音楽がとても素敵。
美術館のシーンの｢Friday I’m In Love｣も面白いし、地下鉄のシーンの｢How Long Will I Love You｣は思い出すだけで微笑みたくなる。
素敵な台詞がとても多いけれど、ずば抜けた名言がある、というより全体を通して色々なシーンに、じんわりと残る名言が多い。
あととにかくレイチェル・マクアダムスが登場してから最後のシーンまで、ずっとずっと可愛いです。
