なつみさんの映画レビュー・感想・評価

なつみ

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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

優しいお話だった。
難民問題という重くて苦しい問題がテーマだけれど、それから目を背けてはいないけど、そこが主軸になりすぎるわけではない、カウリスマキらしい、例えるなら温かすぎず冷たすぎない、ちょうど良
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

5.0

静かな情熱、みたいな感じの、大人のラブストーリー、だと思うのだけれど、大人のって言ってしまうと、スマートっぽさをイメージしてしまうかもしれなくて、そうじゃなくて大人のいじらしい感じ…うまく言葉にできな>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.5

初めて観たとき、とにかくお洒落でカッコ良くて、白黒なのがまた良くて、なんだか写真集を観ているみたいだな、あととにかくエヴァがカッコいいな!位に思っていた。なんかよくわからないけど、なんか好き!という印>>続きを読む

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.8

博士と彼女のセオリーのふたりがまた共演だなんて、観ないわけにはいかないうえに、これは映画館で観なきゃいけないのだな!って思って映画館で観て正解だった。

空がテーマなので、本当に空の映像が綺麗。これだ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

韓国映画や文化に詳しいわけではないので、もう少し知識があったらよかったかな、とは思ったものの、これは完全にネタバレなしで観に行った方がいい。
そうして観に行って、本当に面白かった。展開とテンポの良さが
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mellow(2020年製作の映画)

4.5

今泉監督作品は、愛がなんだが初めてで、愛がなんだが自分の中で、残る作品だったので、他の作品も観てみたいと思って観てみた。テーマは片思い。

愛がなんだもそうだったけど、今泉監督の恋愛映画は、ラブストー
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.6

おそらく、初めてマレーシア映画を観た。
こんなにも言語や宗教や文化や人種が混在している国なのか、と驚いた。

その混在がポイントで、色々話に絡まってくるけれど、軸としては恋愛、親子愛、家族愛、友情…つ
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.2

デヴィッド・リンチの作品を沢山観てるわけではないので、他と比較できないけど、ロードムービーとして、とても良かった。

自然豊かな映像も、雷雨にあってただそれを避けて眺めるしかできないところも、寝っ転が
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.0

テンポよくて、ストーリーも微笑ましくて、なんだか観終わったあとほっこりする。

マックスは天才というより変人だと思うけど、自分の信念やラッシュモアを愛する気持ちの強さは、なんていうか、憎めないキャラだ
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ディレクターズ・カット JFK/特別編集版(1991年製作の映画)

3.8

長い、とは正直思ったけど、必要な長さというか、しんどい長さではなかった。

事件の本当の映像も使われるので、リアリティや緊張感がある。
一応映画としてフィクションだとわかっているけど、どこまでがフィク
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ブレインデッド(1992年製作の映画)

3.8

たぶん、これ以上に笑えてくだらない!と思えるゾンビ映画はないだろうと思う。

いやもうグロいシーンもあったけど、やっぱり笑っちゃう。THEB級映画(褒めてる!)

見終わったあと知ったけど、まさかのピ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

「あのとき、別の選択をしていたら、もっと違った今があったのかなぁ」
って、誰もが人生で考えたことがあると思うけど、その選択をしたからといって、すべてがうまくいく未来になるとは限らない、という、タイムリ
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.6

ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技合戦という感じ。それだけで相当見応えある。

内容は、公開当時観たときは難しくてよくわからなくて、改めて観てみたけど、やっぱり難しい。理解は
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

タランティーノがこの時代のハリウッドをこよなく愛しているんだなぁというのが伝わってくる映画だった。とにかくキャスト豪華。

内容は、繋がりがあるようで微妙にないような気もするので、それぞれのエピソード
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.8

ラストクリスマスの曲をテーマにした、よくあるクリスマスのラブストーリーものかなぁ、って思ってたら、違いました。むしろこれはラブストーリーではない。色々なテーマを少しずつ盛り込んでて、なるほどなぁって思>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.3

当時、ここまで完全に女性的目線の友情や女性蔑視問題を盛り込んだ逃避行ロードムービー、そんなになかったんじゃないかなぁと思いながら観たら、リドリー・スコットが監督で驚いた。知らないまま観たので。

スト
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

いやもう、すごかった…としか言えない映画だった…
いや本当にすごかった…観終わったあとの脱力感というか疲労感というかエネルギー使った感…

この映画のジャンルとは?恋愛映画なのかな、これ?痛いシーンが
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

ピアノやクラシックをここまで丁寧に描けるのかと思った。
映画館で、音が綺麗な環境で観て良かった。

才能を持つもの、持たざるもの、持っていたけど落としてしまうもの。ただひたすらに努力するもの。
才能を
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

ストーリーは、わりと読めるというか、そこまでハラハラしたり意外性があるものでもないけど、とにもかくにも、音楽とのリンクだけで最高に楽しめる。

音楽と触れているときのBabyと触れていないときのBab
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

たぶん、当時のニューヨークの情勢や、ベトナム戦争に行った経験者のことを知らなければ、この映画は理解はできないんだろうな、と思いつつ、この危うさは多かれ少なかれ何時でもあるものかな、と思う。
トラヴィス
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

ただただタクシーの中での、各国の会話劇。
それだけといえばそれだけのこの映画がとても好き。映画に明確なストーリーや起承転結を求める方には向かないかも。

たしか、ジム・ジャームッシュの作品で初めて観た
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

たぶん、心身ともにそこそこ元気なときに観に行かないと、のみ込まれてしまいそう。
観終わったあと、感情の整理がつかなかった。
そのくらい、映画(芸術全般かも)の持つ力を久々に感じたというかなんというか…
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

タクシードライバーよりも、こちらの方がコメディを題材にしている分、よっぽど狂気的だと思った。笑えるシーンあったかな…?と思うくらい。狂気にまみれてる。

妄想のシーン、最初は少し笑っていられたけれど、
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

いやいやおかしいでしょ、みっともないでしょ、馬鹿みたいでしょ、目覚ました方がいいでしょ、狂ってる!

と、言いたくなることは山程あるのに、一方で、あぁ知ってるその感情、と思うし、身に覚えがあったり、痛
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イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

3.0

少女3人のキャラクター設定は皆バラバラで面白みがあるし、そことそこが繋がるのか!みたいな意外性もあるし、単純に笑えるシーンもあったけれど、どんでん返しの内容が、完全に消化されてない部分があって、あれ?>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.8

面白かったけれど、もうしばらく観たくない気もするし、見返したときに自分が同じように感じるのか、また違ったように感じるのか、それを試してみたい気もする。

閉鎖的な空間での、人間の醜さと弱さと傲慢さがこ
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コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

3.8

まず最後のエンドロールで、脚本も内田裕也だったことに驚いた。

今ではこんな映画は絶対できないけれど、時代は違うけれど、マスコミに対しての皮肉というか、そのあたりは今でも生きる内容ではないかな、と思う
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

ストーリーそのものはわりと単純かな、とは思うけれど、世界の細部の設定や、キャラクターひとりひとりの設定や個性がすごくて、情報量がちょっと多いかな、と思ったけど、それは知り尽くしたくなる情報だった。あっ>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

こんなに笑ったゾンビ映画は初めてだし、これからももうないと思う笑

先にロメロ作品観ていたので、オマージュだということがよくわかったけど、方向性は全く違うのに、リスペクトはとても感じられてすごい。
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

ストーリーも、景色も、音楽も、どこを切り取っても本当に美しい作品だなぁと思う。

久しぶりに、そして初めて映画館で観て、吃驚するくらい泣けてしまったけど、この涙はなんの涙なんだろう?と解釈しようとした
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

この時代の、とある日常を切り取っただけと言えばそれだけの映画かもしれないけれど、昭和の時代の空気やこの時代の男女観とか街並みとか、今の時代でも共通するであろう孤独感とか喪失感とか感傷とか家族観とか、そ>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

パニック映画としてめちゃくちゃ面白くて、こういう状況に陥ったときの人間の心理描写が、主要人物だけでなくちょい役やただの乗客含めてとても良くできてて、主要人物のキャラクターや一緒にいる人との関係性もそれ>>続きを読む

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

4.0

ゾンビよりも人間の方がよっぽど恐ろしいのでは?と思わされる映画だったし、ナイトオブザリビングデッド観てから観たので、ゾンビを前にしたときの、閉じ込められた先の見えない空間での人間の心理描写とか変化の描>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.8

時系列が難しかったな、という印象がまずあって、さっきまでのシーンでの心情の変化は今のシーンに影響してるのかどうかとか、観ながら頭のなかで整理しなければいけなかったかも。
ただ、もしかしてそれも狙ったの
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