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東京の恋人のENDOのレビュー・感想・評価

東京の恋人(1952年製作の映画)
4.0
千葉泰樹監督『金の卵』日本映画専門チャンネルにて。✴︎データがないのでこちらに記す。
町工場の事務員として働く島崎雪子が東宝のニューフェイスに合格して新人女優として花開き驕慢に陥るも…というメタ映画だ。カメオ出演には稲垣浩、谷口千吉、山本薩夫等錚々たる監督に加えて原節子、三船敏郎、山村聰、杉葉子も出てくる!島崎の弟に恋する少女に岡田茉莉子。同期の香川京子(その母に杉村春子)に注目が集まるも主演映画が決まった途端に病没。代役を島崎が務めて大成功!スター街道まっしぐらなるも平穏な家庭は崩壊していく。ある事故をきっかけに彼女の荒廃した心に耐えられなかった元・恋人の小泉博と復縁するかと思いきやスタートして謙虚に生きていくことを決意する力強い映画であった。波止場の撮影にて香川はロケ、島崎はセットで同じ演技を反復するのだがその奇妙な差異が妙に頭に残ります。
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