東京の恋人の作品情報・感想・評価

「東京の恋人」に投稿された感想・評価

隅田川にかかる勝鬨橋が、川を船が通る時にハネ上がり、自動車と通行人は橋のたもとで待たされる。こうした貴重なシーンが撮られている映画。しかも、橋のハネ上がりをドラマの流れに盛り込むあたりが上手い。(橋で落とされたダイヤの指環がコーロコロ(笑))

物語は、原節子が路上の似顔絵描き、三船敏郎がイミテーションリングなどを作る商売をしており、この二人に森繁も含めてのドタバタした喜劇が繰り広げられて、とても楽しい映画であった。

原節子の自由奔放さが印象的で、綺麗。

<映倫No.740>
Sanae

Sanaeの感想・評価

3.0
原節子が画家でベレー帽かぶってるやつ
神保町しあたーでみた
521号

521号の感想・評価

-
あまりこの作品の魅力が分らなかった。

そもそも笑いに疎い性分なので、この温和なコメディに馴染めなかったのは好みと感性の問題かもしれないのだけど。

面白いことを笑って楽しむ作品だと思うのだがいかんせん笑えないのであった。

あえて悪口をもっと言うと、鈍臭いリズムで気の利くとはいいがたいギャグをうちまくる中に、背筋の凍るような人間の性がシャープに隠されているのでは、と思い見ていたがついに見出せず。
この終始ぬるいコメディ調からの逃げ道はなかった。

どうしても意図的に鈍臭いリズム、チープなギャグ、間抜けな調子にしたとしか思えない。
狙ってそうしたのならそこに意味を見出せない私の価値観が未熟なのかもしれないが、意図せずそうなっているなら論外だろう。

ライトな作品を作ろうとしたのかもしれないが、ライトすぎるのもよろしくない。

まあなにも世の映画作品すべてが作り込まれた重たい意匠の塊なれとは言わないが、
笑いだろうと恐怖だろうと涙だろうと、映画から感動しようとする以上、大いなる嘘をついて作っている前提の上で嘘のリアリティをつらつら並べることに一生懸命になるべきなのは違いないのだ。
そうしたうえで結果チープだったり嘘っぽかったり、それが味になる場合があるのは映画らしいと思う。

けどこの作品はなんか、そもそもその種の笑いなり、感動を拒否しているように思える。
ギャグを前にして絶妙にわざとらしいシュールさに唸ることこそ許されども、けっして安直に笑うなと脅されている気すらした。いや、本気で。

もしかしたらそれも狙いというか意匠なのかもしれない。

だったらこの作品を前にして、観客はひたすら真顔で沈思黙考ならぬ黙視沈考するのが空間としての及第点のような気もするが、私の観に行った回ではドッカンドッカン笑いが起こっており、どうにもちんぷんかんぷんであった。

総合すると、面白くないし正の方向にはうまくないと思うのだが、こうしてまた新らしい角度から、映画とは、という疑問を投げかけるこの作品は割といい作品だと思う。
よくない作品観てもこんなこと考えない。
菩薩

菩薩の感想・評価

4.3
日本版『ロード・オブ・ザ・リング』であり、三船版の『酔拳』(笑)、ちなみに主役は勝鬨橋、何たってこの勝鬨橋が開いて上がって下がって閉じてで大活躍。タイトルは全くもって詐欺で全然ラブストーリーではなく、銀座を中心舞台とした若者たちの群像劇、原節子演じる絵描きと、三船演じる偽物宝石作家、大・中・小の小粋な3人組となぜかとことん悲劇要員としてぶち込まれる立ちんぼ、相変わらず女遊びに余念のない森繁とその妻と愛人ともう贅沢盛り沢山の内容。とことん笑わせてからのまさかの超ド級の悲劇への落差は全盛期の大魔神佐々木のフォーク並みで唖然とするけど、ラストは希望と言う名の船に乗り隅田川を駆け抜ける。水中撮影風のおちゃらけ安来節&あっち向いてホイ(?)のシーンであったり、洗面台の排水口に落としちゃったダイヤの指輪を救出すべく釣り糸垂らしたら普通に魚釣れちゃうだとか、いやもう面白すぎるだろ。偽物でも本物でも、心に光り輝く物を持っている人間の美しさ、ってのを彼らに投影してんのかな、にしても清川虹子の強欲ぶりはもはやジャイアン超えてたし、少しタイトめのシャツを纏う原節子の乳がデカすぎて、階段を降りるたびに揺れる乳にこちらの心も踊った、これは傑作だ。
タイトルは結局釈然としない。原節子がここまでつっけんどんなのも珍しいし、三船敏郎がタジタジしてるのも良い。あと原節子のグラマラスさが目立つ。水中でのゆるふわ舞踊などふざけ具合も絶妙で、その他の細かい演出に遊び心溢れる。と思いきやハッとするような人の配置や、勝どき橋の開閉をここまでかと見せ付けたり、極め付けは臨終のバックで打ち上がる花火。杉葉子が静寂の夜の街をヒールで歩くコツ。。。コツ。。。という足音も忘れがたい。

2017/7/24 神保町シアター
2017/7/28 神保町シアター
chima

chimaの感想・評価

3.5
2016/4/17@ シネマヴェーラ渋谷
千葉泰樹特集
ムチコ

ムチコの感想・評価

4.5
主役は勝鬨橋。

嘘がキライな女が、嘘をつかせることで男の内面を知ってゆく。

原節子がおズボン履いて男にツンケンするのはなかなかレアだと思いました。
家の中に閉じ込められてる"嫁"としての窮屈そうな原節子じゃない、街を駆け回るパンツ姿にベレー帽のおきゃんな原節子が見れるだけでも楽しいね。三人組の青年を連れてるなんて図は他の映画じゃなかなか見れない原節子。原節子はperfumeののっちに似ていることに気づいてからあののっちヘア姿を見てみたくて仕方ない。三船敏郎が朴訥で気のいい男性を演じる時はもれなく最高でよろめかずにはいられない

潜水服を着た2人組みが指輪を探しに潜った水中で踊るシーンとかゆるゆるで可愛いし、病に伏した杉葉子が鏡越しに花火を見て花火はどこに溶けてゆくのかと呟くシーンは儚く美しい。全編を通して笑と涙のバランスが丁度良いし爽やか

清川虹子が旦那の浮気相手の藤間紫のことを「ふぅーちゃかぴぃーの粕漬けみたいな女」って言う悪口かわいい響きで使いたい

昭和の邦画ではおなじみ隅田川にかかる開閉する勝鬨橋が物語中で大活躍するのが嬉しい。勝鬨橋が開くさまに高揚する。wikipediaによると1970年11月29日を最後に開閉が停止となり1980年には電力供給も停止されたとのこと
人間

人間の感想・評価

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2016.04.17@シネマヴェーラ渋谷
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
原さんのボインが目立ちまくってて杉葉子さんが娼婦役なのに立場が無いんじゃないか。ただでさえかわいそうな役なのに...
でも杉さんが右のほうに歩くシーン好き。
愛人役の藤田さんが切れ味凄まじかった。
三船氏のカバーオール渋い。
しかしこのタイトル他に候補なかったのか。
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