敢えてモノクロームで描く家族もの、更に言えば親子ものなんですが、それ程抑揚もないのに魅せる映画だと思います。
素っ頓狂な親父さんではありますが、対する息子もどこか冷めてる感がするんですが、次第に少しずつ距離感が縮まっていく様がなんとなく理解できるのは僕も歳をとったせいなのかと思って観ていました。
まぁアノ会社をブルドーザーかなんかで軽く踏み潰したいイラつきは感じてましたけどもが。
役作りもあるのでしょうが、『ジャンゴ』のチラ見の時以上にブルース・ダーンさんが思った以上にお年を召されていて、若干ショックだったのは内緒。
同じアレクサンダー・ペイン監督の『ファミリー・ツリー』もなかなか思うところのある映画でしたが、父と息子の物語であるこれの方が自分としては好みかな。
周りのキャストも含めて全てが素晴らしいと感じられる作品。
ラストは結構グッときたよコレ。