ディズニーの名作「シンデレラ」をケネス・ブラナー監督でディズニーが新たに実写映画化したお話。
字幕版の鑑賞。
夢のあるお話でした＼(^o^)／
まぁケネス・ブラナーは結構信用できる監督とはいえ、僕はアニメ版の「シンデレラ」がかなり好きなので実写版なんか茶番に決まってる！と思っていたんですが、見事に裏切られましたね＼(^o^)／
素晴らしい実写化じゃないですか！
それこそ世界レベルでネタバレされているくらい誰もが内容を知っているわけですが、全く退屈しないんですよね！
正直74分のアニメを105分まで引き延ばしたことで間延びしてしまうんじゃないかと思っていたんですが、そんな不安は全くの不要でした！
それもこれもテンポの良さと登場人物の感情を掘り下げたことで物語により一層深みを与えていたからだと思うんですよね。
アニメ版の方ではシンデレラと少し踊ったくらいで結婚してしまう王子には少なからず違和感を覚えていたんですが、今作ではキット王子がシンデレラと恋に落ちる描写を丁寧に描いてくれているおかげでスムーズに観ることができましたよ。
それだけではなく、シンデレラを虐める継母トレメインにも少なからず感情移入が出来るというか。
シンデレラの父親はトレメインと結婚したものの、トレメインへの愛情を感じるどころか前の嫁、いわゆるシンデレラの母親を愛している。
そういう素振りを見せられたら嫉妬から娘であるシンデレラに辛く当たりたくなる気持ちも分からなくもないというか。
まぁ結局トレメインもかなり可哀想な女性なんですよね。
とことん憎たらしく、抜群の存在感を放っていたトレメイン役のケイト・ブランシェットは流石でしたね♪
そしてシンデレラを演じたリリー・ジェームズは最高でした！
ただのアイドル映画に成り下がったらどうしようかと不安だったんですが、彼女がかなり魅力的なんですよね！
長旅に出る父親からのプレゼントとして何が欲しいかと尋ねられて「お父さんに最初に触れた木の枝が欲しいの。そうすれば旅の間はずっと私を思っていてくれるから」と答えるんですよね！
もうね、こんなにも純粋な娘はいませんよ♡(///∇///)♡
高い宝石をねだったり、男はおごって当然とか抜かすような資本主義にまみれた現実の女なんかよりも、シンデレラのような清らかな女性を探し出そうと思った次第。
優しさと勇気を合わせ持ち、時に可憐で、時に力強く、内面から滲み出る美しさというものをしっかり表現していたと思いました♪( ´▽｀)
登場シーンは少ないものの夢と希望を与えてくれるフェアリーゴッドマザー役のヘレナ・ボナム・カーターも素晴らしかったですね♪
どんなことがあっても諦めないシンデレラに掛ける魔法はどれも素敵でした♪
展開なんて誰だって知ってると思うけど、ここは最高に美しいし、何よりも信じていれば夢が叶うということを思い知らされるシーンでもあるので、ちょっとホロリとさせられましたよ(T ^ T)
終始予定調和で進み、アッと驚く展開も無ければ、どんでん返しも無く、ただひたすらに王道を突き進むだけ。
でもこの物語を捻じ曲げない姿勢からはアニメ版への敬意を感じることができました。
やっぱり王道っていいですよね♪
僕はミュージカルが好きなのでアニメ版のように歌いまくってくれることを期待していたけど、まぁここまで内容が良ければそんなことはどうでもいいです！
実写化作品の中だけではなく、ファンタジーの中でも素晴らしい作品。
幸せな気持ちで映画館を後にすることができました＼(^o^)／
2015-62
