ノラネコの呑んで観るシネマ

メアリーと秘密の王国のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

メアリーと秘密の王国(2013年製作の映画)
4.3
既に海外版Blu-rayで鑑賞済みだったが、せっかくなので劇場でも。
これも森の中のミニミニ世界を描くファンタジー。
ひょんな事から、妖精の女王から森の未来を決める“ツボミ”を託された人間の少女が、ミニサイズになって冒険を繰り広げる。
同じブルースカイ・スタジオ制作の「リオ/初めての空へ」もそうだったが、森の中を飛び回るシーンの爽快感は本当に素晴らしい。
メアリーと変人扱いされてる父との関係もメインプロットにうまく絡み、ファミリームービーとして申し分ない出来栄え。
設定はベッソンの「アーサーとミニモイ」シリーズに似ているが、こっちの方が10倍面白い。
クオリティと作品規模から言えば、もっと大々的に公開されて良いはずだが、残念ながらこれが日本の洋アニ興行の現状。
劇場で観られただけでも良しとしよう。