<概説>
神格化されたディズニーブランドの闇にまつわる衝撃作。とある一家のディズニー旅行は夢の国の陰謀に絡め取られ、おぞましい結末へと収束する。
公開不可能とまで言われた問題作をとくと見よ。
<感想>
各サイトの紹介文では、本作は社会問題の提起を目指したらしいような文言が書いてあります。ただそれにしては…マッチポンプ臭がするというか…
こういった陰謀論というのは様々な有名企業で言われているので、正直題材としてはありふれてます。むしろそういったものは風刺の題材としては、かえって見世物的な好奇心を煽るようで、作品形式が不適とも。
また無断撮影というのも刺激的な文言ですが、これは本当に無断撮影というだけ。さしたる重大な事件性のある映像もないので、あくまで広告の謳い文句。
こうやってセンセーショナルな言葉で衆目を集めて、かえって某社への関心を煽るのは、本末転倒なのかそれとも…といった勘ぐりすらしてしまう始末です。
映像構成はまあまあ不気味ですが、それが一貫しているわけでもなく常に投げっぱなしな印象。期待値が高すぎたのがいけないのかもしれませんね。