Aya

わたしのハワイの歩きかたのAyaのレビュー・感想・評価

わたしのハワイの歩きかた(2014年製作の映画)
3.3
公開時の評判がなかなか良かった作品。
なるほど!一筋縄ではいかないのね!

榮倉奈々演じる出版社に勤める庶民の主人公は友達の結婚式の二次会の幹事を頼まれる。
場所はハワイ。いやいや引き受けたものの、会社からハワイ本を出す、ということを口実に経費でGO!!

ハワイでは空き瓶を集める男やお茶漬けレストランの男、そして現地在住でグリーンカードを狙う女友達などいろんな人と知り合い、ハワイを満喫するが・・・。

この榮倉奈々のキャラクターがアリかナシかでこの映画が好きか嫌いか別れると思う。
それくらいアクの強い主人公。
傍若無人の酒呑みで口は悪いし尻も軽いときたもんだ。
しかしそんな自分を嫌という程自覚しているだけに自分と似たタイプの人間を見ると八つ当たりをしてしまう。

書いてるとヒドい女ですね(笑)
しかも会社の金で高級ホテルに泊まり取材の名の下に遊び放題ですよ。
大変ですね。

しかし不思議と嫌いになれない。
自分の弱さを自覚しているだけにひたすら不器用に生きるしかない彼女はむき出しなので男に好かれる。

特に加瀬亮いい感じにダメな男で超良かったと思います!
ああいう人ハワイにいそう。

対する瀬戸康史演じるいろんな事業に手を出しまくりの若手実業家も頑張ってるんだけどなかなか結果が出ない。

友達になる中年男に言い寄られているが目当ては金持ちとグリーンカードという肉食女子あかねちゃんや、そもそもハワイで結婚すると言い出したCAの友達、その結婚相手の年上の実業家など、どのキャラクターも現実にこういう人いる!感がハンパない。

いささかラストに向けての展開が急すぎる感じはするが、頷けるものになっているのも嫌いじゃない。
(ハワイ本どうしたよ!)

お茶漬けが食べたくなる。
Aya

Aya