Aka

冬冬の夏休みのAkaのレビュー・感想・評価

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)
3.9
私は!今!全力で!夏を感じたい!!!
という気持ちが溢れる今日この頃。前々から気になっていた。
片桐はいり著『もぎりよ今夜も有難う』という映画愛いっぱいのエッセイを読んだことをきっかけにこのDVDを手にとるまでに至りました。(ちなみに本の中では本作についてはほとんど触れていませんが映画好きにおすすめ)

全力で夏だった。私よりちょっと上の世代の方の夏だけど。
あのころの記憶って曖昧だけどいい思い出しかない。暑いとか寒いとか感じてなかったよな。たった10年そこらで私はあの頃の感覚をずいぶん忘れてしまったんだな
そう思うと悲しくなった。

虫や動物や自然とあそぶこと
その日にあった子たちと知らぬ間に仲良くなる術
大人を見る目
映画の中では感動するようなシーンは全くなく、本当にトントンの夏休みを垣間見てるだけのような話なんだけど、なんでこんなに涙が込み上げてくるんだろう?
トントンの夏休みは本当にめまぐるしく過ぎて行く、毎日新しいことがありすぎて忙しい。

なんだか大事なことを思い出させてくれる良い作品でした。
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