HidekiAndo

フォックスキャッチャーのHidekiAndoのネタバレレビュー・内容・結末

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレありですが、事実を元に描かれた作品という事で。
公開時の渋谷シネマライズに貼ってあったポスターから気になりつつww、やっと観ました。
メインはジョンデュポンに巻き込まれる、レスリング金メダリストのシュルツ兄弟の悲劇なのですが、加害者であるデュポンが昔、親友と思っていた子に、母親がお金を渡す所を見たという告白等だったり、お互い相容れない母子の感情が描かれる事により、デュポンもまた被害者なのでは、と感じざるを得ません。
表面的には、えげつない程の富豪が、自分の思い通りにならない事による(コーチ=チャンピオンの良き指導者になる)凶行の話ですが、それに至る心の闇を、観る者に色々想像させる作品でした。
それと別の楽しみとしては、もはやハルクとしてお馴染みのマークラファロのレスラーとしての仕草、40歳の童貞男だったwはとても思えないスティーブカレルの怪演も、素晴らしかったです。
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